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税金がポイント制だったら

会社の決算が黒字で結構な納税額となったとき、顧問先の社長から「税金がポイント制だったらいいのに」と立て続けに言われたことがあります。

「利益が出たらちゃんと税金は納める」「でも困ったときには、貯めておいたポイントを還元して助けに使えたらいいのに」高額納税ではそんな気持ちになるようです。

法人税では黒字だった会社が翌期に赤字になってしまった場合、①納めた税金を還付してもらう、②赤字を繰越する、のいずれかで申告することになります。でも①では前期分の税金しか取り戻せないし、②では今の赤字を将来の利益と相殺することになるので、ポイント還元の効果としては即効性がないですよね。

持続化給付金申請の相談やお手伝いが増えてきました。売上規模が数億円でも数百万円でも、今までどれだけ納税していても、給付金の限度額は200万円(個人事業主は100万円)です。

税金は「公平な課税」という考え方に則っているのですが、給付金・助成金の一律給付は、ある意味「公平」ではないんじゃないか?とモヤモヤしている今日この頃です。



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