【朗読 大人向け読み聞かせ】芥川龍之介/女体

セラピストが読む文学小説です。
睡眠導入や作業用BGMとしてもご活用ください。

《あらすじ》
楊某という支那人が、ある夏の夜、
蒸し暑さに目が覚めて、とりとめのない妄想に耽っていた。
虱が寝床の縁を這っているのに気がついた楊は、こんな虫の世界はどんなだろうかと考えていると、次第に意識が朧げになっていき、いつのまにか楊の魂は、その虱の体に入っていた。
すると、美しい山が目に入ってきた。
が、その山は実は楊の細君の乳房であることに気がつく。虱になって、その肉体の美しさを如実に感じる楊であった。

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