スペシャルワークショップを開催します
持続性・再現性のある技術を獲得し、本番で発揮しよう
【期間】
4月8日〜6月11日
【講師】
植松侑子
東野醒子
忍翔
山下亜矢香
Kou
高橋郁子
講師のプロフィールや行程、参加条件など、その他詳細はこちらでご確認ください。
noteには今回の自分の思いを転載します。
主宰よりメッセージ
idenshi195で行っているのは「朗読劇」ではありますが、舞台表現における基礎力を徹底的に重要視しています。
そしてWSやオーディションなどで俳優の表現に触れてきて思うのは、「基礎ができているつもり」の人の多さです。
また、idenshi195では“言葉の楽譜”という独自の朗読脚本を元に、共演者と繋がることを大切にしています。
セリフが言えている「つもり」、相手のセリフを聞いている「つもり」では成立しない構造になっています。
そして誰かの真似ではなく、「それっぽい声」でもなく、俳優自身の唯一無二の声で語ってもらうことで、多くの観客の心に訴えかけてきました。
その声をつくるのは身体です。
また、優れた俳優は言葉を持たずとも存在のみで物語を語る力があります。
そのことを、わたしはこれまでの出演者から学びました。
俳優の声や身体には無限の可能性が秘められています。
身体や呼吸と向き合い、声を磨き、持続性・再現性の高い技術を獲得する手立てを得る。
それを1日だけのWSで得ることは不可能です。
インスタントに得られるものは長い人生において定着することはありません。
WSに参加して、講師立ち合いのもとでできた表現は「できるようになった」とは言いません。
WSで得たものを、活かし、定着させるかは参加者自身のその後の行動が決めます。
idenshi195でできることは、確かな講師をお招きして「物理的」「身体的」にアプローチできる方法のシェアです。
2021年の朗読キネマ『船弁慶』に出演いただいた大塚明夫さんは、「役者とは生き方の選択である」と著書『声優魂』発刊の際のインタビューで答えています。
前年にも同様のツイートをされていますね。
さて「生き方」はどこにあらわれるのでしょうか。
わたしは、その表現の場が舞台であれ映像であれ音声であれ「本番」にあらわれると思っています。
「100回の稽古より1回の本番」
芸事に携わる者ならば一度は聞いたことのある言葉だと思います。
それほどに観客を目の前にして表現することは、大きな経験になります。
ただし、注意して欲しいのは「質の低い本番を繰り返しても、技術も表現力も積み上がることはない」ことです。
「今のあなた」の一歩先、二歩先に越えていくハードルを感じるものに挑戦する心と、そのような作品を創作する場を見極める目を持って欲しいです。
感覚を磨きましょう、技術を積み上げましょう。
そうすれば、誰のものでもない「あなた自身」の次の目標が必ず見えてきます。
次の目標、それは未来のあなたの姿です。
イメージしてください、一歩も二歩も、それ以上先を歩くあなた自身を。
この機会に、本WSを利用して一歩を踏み出してみてください。
自分の声と身体と正面から向き合ってください。
そして持続性・再現性のある技術を獲得する手立てを掴んでください。
情熱を持った方々と、共に作品をつくりあげられることを楽しみにしています。
この12日間を通して、講師の皆さんと共にあなたの表現者としての可能性を拡げます。
idenshi195主宰 高橋郁子
当ワークショップはこんな方にオススメです
▶︎俳優の軸(基礎)を見つめ直したい
▶︎自分の本来の声・響きを知りたい
▶︎眠らせていた感覚を磨いてみたい
▶︎音楽的な朗読に触れてみたい
▶︎公演稽古同様の演出を受けてみたい
2021年実施時の様子を知りたい方は、前回ゲスト参加の、こもだまりさんのレポートをぜひお読みください。
今回は割愛したワークや講師の顔ぶれが変わっていたりしますが、目的は同じです。この濃度を今年高めます。
▼行程1
http://komodamari.blog.jp/ws2021i-8.html
▼行程2
http://komodamari.blog.jp/ws2021i-9.html
▼参加受付フォームはこちらです。
https://forms.gle/ZyfWg9rg1TqFxGA86
いただいたサポートは今後の活動費として大切に使わせていただきます。