【中学受験】志望校選びに迷ったら2条件ずつ比較・点数化しよう③実績/入試
入試の直前まで迷う志望校・受験校。学校選びは、入学後の生活をイメージしながら行うことが大切です。それができれば、入学する学校の特徴に合わせて、その中で何に注力して生活していけば良いのかも分かるでしょう。「住めば都」。しっかり事前に調べることにより、入学する学校がお子様にとって「良い学校」になるのです。
学校選びの際に迷うポイントを、2条件ずつ比較して整理→点数化して情報を整理する方法をお伝えしてします。
今回はラスト。最後に迷ったらこの項目も確認してみましょう。
3、大学受験の実績で比較する
⑪国公立の対策がある VS 私大の対策重視
国公立大学と私立大学では科目数も異なり、入試の傾向も違います。大学は国公立にこだわるのであれば、国公立大への対策クラスがある学校を選びましょう。
中高一貫校では、高校生になると国公立クラスと私立クラスに分かれる学校が多いですが、成績が良くない場合は国公立クラスに入れてもらえない場合があります。予め、クラス編成について調べておくと良いでしょう。
どの学校でもトップレベルの生徒に難関国立大学の合格者がいるものです。あまり国公立合格の多くない学校なら、トップを目指しましょう。すると、学校の先生たちが手厚く見てくれますよ。
⑫難関大合格実績 VS 現役大学進学率
難関大学の合格数には、実は1人の生徒が何校も合格している生徒や、浪人生が含まれている場合があります。よって難関大学合格者数が多いけれど、現役大学合格率の低い学校は、生徒間の格差がかなりある学校と言えます。
現役大学進学率の高い学校は、かなり底上げに努力している学校だとは言えますが、その大学名を見ると、無名大学も多数含まれていることがあります。
いわゆる「難関大合格者数」には、浪人生が含まれていることがあります。また、母数を考えると「率」はそれほど高くないこともあります。
現役大学「合格率」と「進学率」は異なりますので注意しましょう。「合格率」の中には、合格したけれども進学しなかった学校も含まれます。
4、中学入試で比較する
入試で比較するのは、全単元の学習が完了して自分の実力が分かってからで良いと思います。最終的には多数の学校を受験するため受験スケジュールを検討します。例えば、下記のような条件も考慮して受験校を決めるのもおすすめです。
⑬実力より上の学校 VS 実力相応校
行きたい2校のスケジュールが被ってしまったとき、実力差があった場合は次のことを比較検討します。
不合格の可能性が高くても実力より上の学校にチャレンジする余地があるのか。
それとも実力相応校を受けて合格可能性を上げるのか。
これは他の受験校との組み合わせで検討する必要があります。
⑭4科受験のみ VS 2科受験可能
始めから2科受験に絞ると決めて受験勉強を始めた場合はもちろん、4科受験で勉強していても、最終的に2科目のほうが合格しやすい日程が出てくることもあります。算数国語の学力での判断が必要となるでしょう。
⑮定番問題が多い VS 個性的な問題が多い
一般的に、定番問題が多い場合は、パターンを覚えてしまえば点数が取りやすいですが、その分合格点も高くなる傾向にあります。個性的な問題が多い学校は、その学校の特殊な対策が必要になり、他の学校を受ける時にあまり使えません。その反面、学校対策をしっかりやるとその学校を受ける生徒とは差をつけられます。
番外編
⑯雰囲気があっているか
これはずばり、見学会や説明会等に行った時の印象です。説明会等から帰ってきて、子どもが「この学校には行きたくない」と言ったら、その学校はやめた方が良いです。第一印象は割と当たることが多かったりします。(もちろん、何回か行っているうちに好きになることもありますが。)
リスト化、点数化する
比較する学校の差があまりない項目やどっちでもいい項目は省きます。
大きな差をつけたい場合は5点と1点にするなど、点数を調整します。
この2校だと、微妙にA校のほうが志望度が高そうですね。
このやり方は一つの例です。使いやすいようアレンジしてみてください。
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