見出し画像

就活の答え合わせ -拝啓 2年前の就活生だった私へ-

またまた意図せずシリーズのようになってしまいましたが、意外と「入社してみて実際はどうだったか」を振り返る機会ってないのでは…?と思い始めたのがつい先日のこと。

就活から約2年、就職から約1年半(と言いたいところですが、私はなんと内定後に留年して半年遅れて入社したため、実質約1年)経過したこのタイミングで、自分の就活を振り返ってみようと思い筆をとりました。(筆じゃないね、MacBookかな)

これから就活を迎える人や、もし今まさに自分のキャリアの方向性に悩んでいる…!という方がいらっしゃったら、少しでも参考になれば嬉しいなと思います。

はじめに

私の就活のざっくりとした概要はこちらのnoteを参照していただければと思いますが、改めて今どんな会社でどんな仕事をしているかをまずは簡単に。

・大手外資系企業
・データ分析関連の専門職
・新卒は毎年2-3人程度、同期も先輩も基本的に理系院卒(私はバリバリの文系学部卒)

という感じで、我ながら中々癖つよなファーストキャリアを選んだなと思っております。笑

職種的な観点ではあまり参考にならないかもしれませんが、今回はあくまで就活における「意思決定」に焦点を当てて書きたいと思っていますので、ご参考までに。

私の就活、これで正解だった?

単刀直入になりますが、まずはこの問いに対する答えを先に書いておこうと思います。

まず間違いなく答えは「YES」です。

ただ、なぜ迷いなく「YES」と言い切れるのか?という部分に今回私が伝えたいことが沢山詰まっていますので、早速その理由を書いていきますね。


理由その1:「ファーストキャリアに何を求めるか」を明確にしていたから


まずはこの部分から。

先述した前回のnoteにも書いたのですが、私が就活に迷走することになった最大の要因は「完璧なファーストキャリアを選択しなければ」という思い込みでした。

事業内容に共感できて、若いうちから裁量を持って働くことができて、魅力的な人たちと働けて、お給料が良くて、、なんてあれこれ考えれば考えるほど悩みが堂々巡りになるばかり。

シンプルに考えれば当たり前のことですが、1つの会社で全部を叶えるのってものすごくハードルが高いと思うのです。(もちろんそれが可能な会社が見つかれば最高ですし、それができる人はそうしてね!!)

だからこそ、自分は”ファーストキャリアに”何を求めるかという部分を明確にしたことが、私にとっては一つの大きなターニングポイントでした。

ちなみに私がファーストキャリアに求めたのは以下の3点です。

  • 事業内容に共感できる(社会にとって必ず必要だと思える)

  • 優秀な人たちと働ける

  • 業務内容が自分の苦手領域(営業、マーケティングなどの他者の行動変容を促すもの)ではないこと

ここがクリアになってからは、後述する「自分に合った環境」と合わせて考えることで、比較的スピーディに意思決定することができたかなと思います。

理由その2:「自分に合った環境とは何か」を言語化していたから

「人が抱える悩みの9割は人間関係に起因するもの」という言説は有名ですよね。

職場も然り、やはりどんな人たちと働くかという部分は本当に大事だなと思うのです。

だからこそ、私自身も就活時には「自分に合った環境」を選ぶことにはかなり注力していました。

過去の経験や所属していたコミュニティの特徴、その時の自分自身の感覚を振り返り、辿り着いたのは

  • 年次に関係なく裁量が与えられている

  • diversityが尊重される環境(国籍など含め、色々なバックグラウンドを持つ人がいること)

  • 程よくドライな人間関係(距離が良い意味で近すぎない)

の3点でした。ざっくり一言でいうと"ザ・日本社会"みたいなコミュニティに馴染めないタイプの人間なので(特に小〜中学校時代は毎日息苦しかった)、結果として外資系企業が向いているなという結論に至りました。

配属や上司に依るところもありますが、就活の時点で自分が最低限これだけは譲れない・・・!という部分を明確にしておくことで、入社後の大幅なミスマッチを防ぐことができるのではないかと思います。

理由その3:「この会社なら入った後に後悔しても良い」と腹を括ったから

個人的に、現時点でファーストキャリアに何の悔いもない!と言えるのはここが1番大きいと言っても過言ではないです。

これはどんな会社を選んでも言えることですが、正直働いてみないと分からないことの方が圧倒的に多いと思います。

大企業であれば尚更、”配属ガチャ”や”上司ガチャ”という言葉があるように、配属先や上司を自分で選ぶことはほぼ不可能です。(私は専門職として採用されていますが、それでもなお人によって業務内容は本当にバラバラです)

だからこそ、なんか思ってたんと違う・・・に遭遇した時に自分を支えてくれるのは、"自分で決めた"という事実なのではないかと思います。(前回のnoteにも同じことを書いたはず。)

ちなみにあくまで私の例ですが、入社してから思ってたのと違ったな、、と思った具体例はこんな感じです

  • 思ってたよりも暇(私のチームの業務特性上繁忙期の波があるので仕方ない)

  • スピード感はあるもののめちゃくちゃ縦割り業務

  • 思ってたよりも大企業的な要素が強い(社内人事、仕事の進め方etc)

入社してから今日までの約1年間、自分のキャリアについて悩んだり不安に思った回数は正直数え切れないくらいあります。笑

もちろん今後も悩む場面は沢山あると思いますが、それでも尚自分の選択に悔いがないと言い切れるのはやはり、覚悟を持って今の会社を選んだからだと思います。

おわりに

もう就活をしていたのは2年も前のことですが、改めて当時を振り返って思うことは「当時の自分、マジでありがとう」です。

正直今でも、キャリアにおいて成し遂げたいことははっきりしていないし、明確な目標もありません。MBAに行ったり海外の大学院に進学する友人を見ていると、眩しすぎて直視できません(言い過ぎ)。

それでも今毎日楽しく働けているのはやはり、自分にとって合う環境とは何か自問自答を続け、最善だと思える環境を選んだことが大きいと思います。

とはいえ何度でも言いますが、正直働いてみないと分からないことの方が圧倒的に多いのが事実です。

幸いなことに私は上司やチームに恵まれましたが、周囲には上司と合わなくて日々悶々としていたり、会社都合で希望の職種ではなくなった等、予定外のハプニングに遭遇している人も多く見かけます。

なのでもちろん自分で覚悟を持ってファーストキャリアを選ぶことも大切ですが、いい意味で自責にしすぎず、何かあってもなんとかなるさ〜🎶くらいの気軽さで乗り切る心が1番大切かなと思っています。

だってどんな道を選んでも、人生は幸せになるようにできているから。

最後まで読んでくださったあなたが、少しでも自分に合ったキャリアを選択できますように。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?