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自分であることー許容される環境

「芸の世界を広げ、狂言を今に生きるものにする」
そう語る、野村萬斎さん

野村萬斎 (新潮新書) | 中村 雅之 |本 | 通販 | Amazon

私が思う狂言は、
面をかぶり、すり足、
決められた型の再現という
抑圧のなかの表現

この環境からの開放とは
どうあるものであるのか。

そんな問いを持ち、
一芸を極めた方が到達する
価値観や考え方を直にお聞きしたく、
少し足を延ばして、出向いた。

野村萬斎さんの印象的な言葉は
世界という多様性のなかで、
「存在意義」
「アイデンテティをどう発揮するか」
「成果を紡ぎだす」

常に考えて続ける姿勢
能狂言界を代表する名優に甘んじず
演出家、演劇でも映画の世界を越境し
お客様を喜ばせる行為に
今までの経験価値を通停させていく

狂言こそが彼自身の原点であり、
ハムレットの総合芸術に魅了され、
そこに身を置くことで
自分の能力をさらに引き出していく

そうして狂言を進化させ
次につないでいく

今でも狂言が
長く愛され続けるのは
野村萬斎さんの
表現への思い
熱意、信念

この気概こそが
体力や持続性に転嫁し
深化、進化のサイクルが回っていく

一芸にまで高められるのは、
自律心が中心にあって
それを許容される環境に
身を置く勇気を持ち続けること

異質との接触こそが創作につながる
といえるのではないだろうか

#野村萬斎 #存在意義 #アイデンテティ #狂言  
#自律心こそがエネルギー
#イノベーションは一人からはじまる
#時間切れで質問できなかったのは残念だが
#次回お会いできるようにさらに精進したい

【サタデーレクチャー】【対面】日本文化体現論―野村萬斎の思想と身体 | 竹本 幹夫 | [公開講座] 早稲田大学エクステンションセンター (waseda.jp)

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