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精神疾患のある高校生への人権侵害

この記事では私が受けている人権侵害について語ろうと思う。

私は小学生の頃から自殺願望を持っており、「自殺」という言葉を意識しないながらも「死にたい」と思うようになっていた。

中学校に入学後は、ある程度友達ができて、辛いながらに一生懸命中学生としての生活をしていた。
友達ができたことで少しずつ心に余裕が出てきた。
それと同時に、クラスの連中にいじめられ、30人近くのいじめの対象になった。
教師にいじめについて相談しても、いじめてきた人たちは教師の前ではお利口な生徒を振る舞っていたため、私が嘘をついているという風に解釈された。
そのような背景とともに時間は進み、学年が変わる。
それまで仲良くしていた友達からは裏切られ、トラブルに巻き込まれることになる。
いじめと裏切りのダブルパンチ、そのとき同時に失恋を経験しており、朝起きて眠りにつくまで常に胸が張り裂けるようなうつ状態に陥ってしまう。

どのような心境であろうと高校受験は刻々と迫ってくる。
毎日朝7時に家を出て、8時から16時頃まで学校で勉強し、17時から22時半まで塾で勉強をする生活を、中学3年生の夏休みから続けていた。
毎晩毎晩泣いていたのを今でも鮮明に覚えている。

高校受験では第一志望に落ち、滑り止めの第二志望の高校へ行くことになるのだが、それでもまだうつ状態が治らない。
高校に入学して5月、私は精神病院に通うようになった。
高校での生活はとても楽しくて、徐々にうつ状態は良くなっていったのだが、それでも完治までは行かなかった。

高校1年生の冬、希死念慮が再び猛威をふるい出す。
大好きな担任の先生に気持ちを知ってもらいたいと思い、私は「本音」を紙に書いて、手紙のようにして渡した。
それが大きなトラブルのもとになってしまった。
担任の先生を始め、学年主任の先生やスクールカウンセラーの先生、なんと外部の専門家の方まで巻き込んでしまうことになる。
その手紙の内容をめぐり、親は私に「脅しだ」と言ってきたのを覚えている。
苦しい本音を伝えただけで「脅し」と言われるとは思ってもなかった。
その時点で誰に相談しても意味はないのだと理解した。

この出来事などがあり、うつ状態はさらに重度に。
精神疾患に苦しんでいるのをすぐに理解してもらう方法、それが
「精神障害者保健福祉手帳」だと私は思っていた。
主治医に「障害者手帳が欲しい」と言うと、
「学校にも行けているし意見書に書くことがない」などと言われ否定された。
親にも手帳について話してみると「お前は障害者になりたいのか?」
などとひどく怒られた。

高校2年生にはギリギリで進級できた。
しかし良い結果なんて待っていなかった。
うつ状態などが関係しているのかは不明だが、朝から学校に通学することができなくなったのだ。
主治医は「学校にも行けてるし意見書に書くことがない」と言っていたが、最終的に学校に行けなくなっても手帳の申請はさせてくれなかった。

通学できないのであれば高校卒業なんてできないので、全日制から通信制へと転学することになるのだが、それもまた親が猛反対。
半年近く話し合い通信制に転学することが認められた。

それに伴い精神科も別のところへ行くことになったのだが、
現在(2022/12/21)に至るまで手帳の申請はさせてもらえていない。
新しい病院に入ってからは、「適応障害」「PTSD」「自閉症スペクトラム障害」「睡眠障害」「解離性同一性障害」の疑いが出るようになった。
自分でも明らかにその症状があるのは自覚しているのだが、主治医は
「検査が終わるまでは診断は書けない」などと言っている。
検査については通院を半年以上続けてた今でも実施されなかった。
つまり、診断がないということになる。

以前の病院では「適応障害」「自閉症スペクトラム障害」は書類に明記されてあったのだが、それも消されて今は診断がない状態だ。

私の病気を隠蔽して障害者福祉を受けさせないということだ。

「疑い」のまま検査しなければ障害者手帳の申請はできない。
これを利用して私を健常者として生きさせるという、嫌がらせである。

人権、正確には基本的人権についてインターネットで検索してみると、次のような内容が出てくる。

https://kids.gakken.co.jp/kagaku/eco110/science210401/

「平等権 :差別的な あつかいを受けない権利」

上に示したように、平等権において私の権利は侵害されていることになるのではないだろうか。

症状があるのに検査をしないで確定診断をしないで福祉を受けさせない。
これが平等権の「差別的なあつかい」を無視している。

以上の理由により私は人権侵害を受けていると考える。
未成年は精神科での診察が断られやすく、他に行く宛もない。
このように福祉を受けさせてもらえない嫌がらせによって私は福祉や障害者という言葉を聞くと不愉快極まりない気持ちになるようになった。

将来的に手帳を所得で来たとしても、一度持った恨みはそう簡単に消えることはない。
仮に将来手帳の取得をしたとして、「あのときは手帳の申請させてくれなかったのに今更になって福祉を受けさせるのか?」という気持ちは消えないであろう。

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