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こうやって、少しずつ、たくましくなっていくんだね。

こんにちは!
まだまだ暑くて日差しが強い日々が続いていますね、暑いよ〜。
できるだけ、のんびりいきましょう。

先日、「今日はこの日」と、息子が小学6年生の時の、食物アレルギー負荷試験入院のことを書いたものが出てきました。

「その時その時で、周りはみんな平気で自分だけが違うって事で、心配したり、悲しくなったりする事もあるんだけど、大きくなると大丈夫、っていう事って、実は結構たくさんある。」
そんなことを思って当時、書きました。以下です。

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2019年9月6日

9月5日木曜日、息子の半日入院で、仕事は年休を取り、朝から病院。
食物負荷試験。ゴマ。今まで、食物アレルギーだったものが食べられるかどうか、少しずつ食べて試す。結果、ゴマは食べてもOKに。ひとまず3gまで。

ゴマはこのかぼちゃケーキの中に。8等分を3回に分けて食べる。これは3回目のお皿。
スプーンとお皿が、小学6年生にとっては赤ちゃんっぽくて、病室で息子と2人で笑う。


ゴマ3gってどのくらい? このくらいでした。


息子は、5歳でアナフィラキシーショックで、緊急入院。(ゴマじゃなく他の食べ物で)その時は、後日、主治医から、

「この病院の小児科3年間で、5本の指に入る重症度だった」
と言われ、次あったときは必ず救急車を呼ぶようにと言われた。
(近いから、自転車で連れて行ってしまったんだよね。その時その症状が、アナフィラキシーとは全くわからなかった・・・!!!)


息子の名前を呼ぶしかない、という時間があったから、この時は大変だった。
数年後、あるきっかけで食べるのが怖くなってしまった小学2年生の夏は、「摂食障害」という病名で、5日間入院した。


小さい時から、本人は、食べることに大きな不安があったけど、また今日一つ、自分でクリアーできたことが本当によかった。
こうやって、少しずつ、たくましくなっていくんだね。


その時その時で、周りはみんな平気で、自分だけが違うって事で、心配したり、悲しくなったりする事もあるんだけど、大きくなると大丈夫、っていう事って、実は結構たくさんある。または、その事は治ったりとかクリアーできなくても、それとともにうまくつきあっていく術を身につける、とか。
その人その人で、育ちの過程がそれぞれ違うって事、たくさんあるよね。


この日、「これは、もう大丈夫」って、本人が自分で思えることが出来たのが、何より。そう、大丈夫だった。
そう、これも、マイペンライ!!!

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この書いたものをきっかけに、久しぶりに、当時のことや、学校に行けなくなった息子の小学校時代のことを、ほんの少し、振り返ったりしました。

今、みなさんの中には、出口の見えないような、その時、その渦中、の方もいらっしゃるかもしれません。その時、その「渦中」では、本当に苦しくて、ただただ涙が出てきたり、うずくまることしかできないことって、あります。私にも、ありました。

でも、それでも、振り返ってみたら、そう、それをもう振り返ることができている、それが「過去」になって、笑って話せたりしています。あった出来事そのものは変わらなくても、過去が変わるというか、その認識が全く変わっていることが、あります。

当時、私が記録として書いていたノートを開いてみました。
私がフリースペースえんと出会った日、それは、当時フリースペースえん代表の西野博之さんが話してくれる説明会でした。その中で、たくさんたくさん、心に響く言葉がありました。探して探して、ようやく、聞きたかった言葉と出会えた、というのかな。説明会では、その言葉たちを聞いて、涙涙しながら、言葉・メッセージを書き取っていました。
今日は、その中の1〜2つを。

【学校にいけない時をポジティブに生きる】

「みんなはできる、こうなのに、自分はできない、自分だけがみんなと違う・・・。」どうしても、ネガティブに捉えてしまいがちなことって、あります。学校に行けないということだけでも、本当にとてつもない気持ちに。親もそうですし、本人自身も、(本人ではない私が、それを同じようにはわかることはできないのだけれど、)自分を責めたり、とてつもない劣等感でおしつぶされそうになる。当時を振り返ってみてもそうでした。本人の言動からしても。
でもその時間、たとえ学校へ行かれなくても、生きている今この時間を、今はこれなんだなと、自分を責めたりすることなんてしないで、今、できること、やれること、少しでも笑顔でいられること、を見つけてできたらいいですよね。
小さな小さな1分から始められることでも、「今できる、今の自分が笑顔になれることって、何?」って、自分に聞きながら、やっていけたら。こう書きながら、今、私も自分にも言って、確認しています。
(でも、つらいよーって言いたい時は叫んじゃえ!というか、SOS!したらいいですよね、恥ずかしいとかあっても。その専門家の方に、信頼できる人に。繋がりましょう。そこから始まること、あります。)

【大丈夫と思ったら、勝手に自分から動き出す】

当時は何度も揺れたりもしました。この言葉を信じられなくなる時も、ありました。でも、今、息子を見たら、自分のやりたいことに向かって、生き生き動いています。こうして、自分らしく今、動き出せているのは、学校へ行けなかった時を、のびのび自分らしく過ごせた居場所に出会い、過ごせた経験があるから、そのことがとても大きいと思っています。(最初からすぐにできたわけでは、もちろんないですよ!まあまあ、這ってやっとここまできた感があるような・・・!?)

最後に

この季節、9月10月は、小さな息子が学校へ行かれなくなった月、そして、息子の誕生月、なので、こうしてあらためて思うことがありますね。

安心できる、「大丈夫」を実感できる場が、子どもにも大人にも、みんなにありますように。生まれてきてくれてありがとう。
どんな時もいつだって、そこへ、ここへ、戻れるように。

島のおじさまと。


それでは また書きますね。
今日も最後までお読みいただきありがとうございます。


心ひびきあって
声・言葉・風景
きたはらいく 




自作の曲「君への歌」の曲にのせて、 「フリースペースえん」に集うママが 作ってくれた動画です。

こちらも。また違うママが。(みんなで歌えたこと、ありがとう!)




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