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超絶乱暴に、写真の上達法を指南する

はじめに

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こんにちは!フォトグラファーの"ikora"です。


今日は超絶乱暴に写真の上達法を教えます!!

なんで超絶乱暴かって??
やっぱり厳密だったり、言い方を気にして教えると無難な表現になってしまうからです。
なので、くっそ短絡に書いてます。


対象は写真が上手くなりたい初心者

具体的には、2年前の自分に向けて書いてます(わかりづれぇ)
偏見・曖昧に満ちている分、悩んでいる人には刺さりやすいかなと。



単焦点を買え!

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単焦点を買え!

もし単焦点を未だ持ってなかったら、これに尽きます。
世の中には、2種類のレンズがあります。
ズームレンズと単焦点レンズです。


最初に付属しているキットレンズは「ズームレンズ」です。
僕が4年間写真を続けてきて、一番インパクト有ったのが"単焦点レンズの購入です。"
単焦点買う「前と後」では確実に撮れる写真が変わってます。

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とにかくツベコベ言う前に買うべき!
ちなみに、個人的に愛用しているのは

・SIGMA 35mm Art
・SIGMA45mm contemporary(f2.8)
・SEL85F14GM

の3つです!!
特に35mmの画角は愛していて、仕事や必殺技用によく使います。

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単焦点のメリットは、よく言われるように「画質がいい」・「ボケる」などがありますが

僕が一番メリットだと考えるのは「制限」です。


画角を制約することによって、写真という絵に対する真摯さが圧倒的に変わります。画角を普段から意識することで、カメラを構えなくても「どういった絵が吐き出されるか」を頭で計算できるようになります。
好きな画角があれば尚更良いです。

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一般的に50mmという画角は人間の見た感じと似ていて「標準レンズ」なんて呼ばれています。


ですが、僕は35mmを愛しています。


画角が身体に染み付いていると、むしろズームレンズを使うことが煩わしくなります。

実は、ズームレンズのほうがずっと難しいのです。

普通の人が、普通の用途で写真を撮るなら単焦点の方が無難だと思います。
(ズームレンズにはズームレンズの良さが有り、適所があります。
特に鳥・乗り物系・wedding photoなどはズームが必携です。)


光と構図を極めよ

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「光と構図を極めよ」

シンプルです。
だけど、超大事です。
かのレオナルド・ダ・ヴィンチは『色と形と遠近感』を「絵の三要素」を挙げました。
この遠近感や形に通ずるのが、光と構図です。

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構図は本やネットの知識を入れながら、ひたすらそれを試すのがいいと思います。
光は練習が難しいので、日常から「光」を意識することが大事です。

先ずはカメラを持っていなくても、日頃から
あっ!この光!美味しそう!」と思う癖をつけましょう。

そしたら構図の出番です。
構図の練習としては以下の3つを意識しましょう!

・幾何学的な美しさがあるか
・遠近感をどう演出するか
・視線をどう誘導するか

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これはジャンク箱から拾った古いフィルムカメラで撮りました。
このように、古い機材でも光を見つけるとドラマティックになります。
ここでは構図の力も生きてきます。

日常で「いいな!」と思うことを増やす。

そして、それを色・構図・光 の視点から補強して写真に収める。
これの繰り返しだと思っています。

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とは色々言っても、実際どんな本や教材で勉強したかを教えてくれないと難しいかと思います。
というわけで以下に僕が特に参考にしているYouTubeと本を下のリンクで紹介します。。

先ずはYouTube。
”Julia Trotti”さんというYouTuber。
めちゃめちゃエモ目なファッションフォトグラフィー撮ります。
英語が分かんなくっても、大丈夫です!!
テクニックから機材、そして外でのフォトシューティングはめちゃめちゃに参考になります!
撮る時に、どういったロケーション(光・構図)を選んでるのかが勉強になります。


次に【デジタル一眼 構図テクニック事典101+】という本。
個人的には、「デジタルカメラマガジン」(kindle unlimittedだとタダ!)もオススメです。
このあたりはテクニック本で、色々な技術を試しながらステップアップしていく感じです。

特にこのシリーズは、掲載写真が上手い!です。
表紙に惹かれて買ったものの、肝心の説明の写真が下手なテクニック本は5万とあります。
その点、この本は作例が上手いので「実際にこうやったらいい写真ができるんだな!」という手応えがあります!!


Lightroomを極めろ

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Lightroomを極めろ!

【単焦点を買え】【光と構図を極めよ】の次は、Lightroomを極めろです!
Lightroomってなに?って方はググってください。

https://www.adobe.com/jp/products/photoshop-lightroom.html

普通の一眼カメラで写真を撮るなら、Lightroomは必須科目だと思ってください。

「加工とかで誤魔化すのヤダなぁ。撮って出しがいいでしょ!?」

とか言ってる場合ではありません。(過去の僕)

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突然ですがこの写真、普通に見えますか??
流れ的にわかると思いますが、ゴリッゴリに色・光を調整しています。

それでも撮って出しが良いとかいう人は、ぜひ"フィルムカメラ"することを勧めます!(撮って出しも既に加工されている”絵”だということに気づくはずです。)


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とにかく使えるものは何でも使っていきましょう!
Lightroomで現像することで、自分の写真を見返す機会が増え、より良い写真を追求するモチベーションがあがります!!

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「なんかめっちゃ上手い人と色味とか雰囲気が全然違うなぁ。
カメラのせいかなぁ」

とか思ってるあなた!!
それカメラのせいじゃないです!!

Lightroomでどこまでゴリゴリに現像してるかです!
上手く見える人ほど、さりげのない現像をゴリゴリにしてます!
(稀にガチでNo現像でオリジナリティ在る人いますが、凡人には無理っす。)


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僕は”完全独学”で写真・現像を学びましたが、現像に関しては


”絶対に本を読んではいけません”

ちなみに、ボクのささやかな趣味の一つが
「本屋でLightroom本を立ち読み」ですが、
一冊たりともロクな本に出会ったことがないです。
ということで下記にオススメのYouTuber貼っておきます。
(ちなみにこの人の"Why EVERY photographer should be using LIGHTROOM!"もおすすめです。)

僕は100を超えるLightroomのパラメータで触らないところはない!というくらい骨の髄までLightroomをしゃぶり尽くしています。
 (ファイル管理機能に関しては、弱いので勉強中。)

もしニーズがあればプリセット販売や、Lightroom記事を書くつもりです。

ちなみに、1番オススメな上達法は「目コピ」です。
ギターなども「耳コピ」で上達するなんて言われますが、その写真版です。
好きな写真を見つけては、そのLightroom設定を予想してコピーしていくのです。

これめっちゃ楽しい!!



科学的態度をとれ

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可能なら科学的態度をとれ!

これは最初のうちはそんなに重要ではないのですが、後々効いてきます。
徹底的に分析、仮説を立て、証明。の3本建てです。

写真ってセンスのものって思われたりするんだけれど、実は全然違います。

「写真は事物の捉え方、美しさの類型を探索する学問だ」

と僕は思っています。

写真を見た時、「キレイだなぁ」だけじゃなく「なんできれいと思ったか?」を徹底的に突き詰めていきます。
たとえば、カメラ側の設定もその一つ。
慣れると、だいたいどんな設定で撮られたかは予想できるようになります。
自分が撮る時も、この環境ならこれぐらいの設定出いけるだろう。てのが肌感覚でわかります。

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あと、名画から学ぶのもありですね!
好きな写真を分析するのもありですが、「絵」から勉強すると色や構図に強くなれます。


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他にも分析する点はいくらでもあります。
構図法もそうですし、好きな写真をダウンロードして、ヒストグラム(波形)を分析するのもありです。
色理論を勉強して、補色を上手く使うのも一つの手ですね!


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ちなみに僕は、流行りのPython×機械学習(AI)を使って自分の写真を分析してみたりしてます。
これは自分の写真から代表的な7つの色を抽出するやつです。例えばこんな感じ。

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これで自分の補色理論や、色理論を補強したりしています。



必要ないこと

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長いので、ここはサラッと。列挙します。
(CONTAX Aria+ 業務用100撮影)

・自分に合わない高いカメラ
・持ち出さないカメラ
・なんか写真語る人
・Lightroomについての本(今現在)
・エモい言葉
・SNSでの評価
・レンズプロテクター
・キットレンズ
・その他諸々



最後に

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如何だったでしょうか?
だいぶ大雑把かつ、長めの記事でしたが何かの助けになれば幸いです。


ちなみに、僕がカメラを始めて3年をどういう風に過ごしたかをシリーズで書いてます。暇だったら見てください笑


またこれからカメラを始めたい人にオススメのカメラたちを。


あ、あと構図の話!!



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