私が台湾にハマった理由

大家好〜

いこかです。週に3回書こうかな、と考えていますが、飽き性でお馴染みの双子座なので続けることを目先の目標にしないといけません...

今回は「私が台湾にハマった理由」について書いていこうと思います。

書く前からこんなこと言うのもあれなんですけど、台湾に限らず、好きな人とか趣味とかって気づいたら好きでした!ってこと多くありませんか?私が台湾を好きになったのもそういう感じで、”魯肉飯が好き!" とか"八三夭にハマったから”という決定的な理由はないのですが、あえて区切りをつけるなら、台湾に興味を持ち始めたきっかけは4年前の一人旅行だったのかもしれません。

30分で決めた思い付き初海外旅行

2017年、高校三年生の夏。私の通っていた高校は、ほとんどが推薦で付属の大学に行くか、外部推薦で首都圏の大学に行くかの二択だったので、”受験勉強”が存在しませんでした。高校最後の夏休み、周りは海外旅行に行ったり、バイト三昧だったり(禁止されていましたが)と充実していた中、私は特別なこともせず、日長ぼーっとしていました。

ある日の昼、「あ、旅行に行こう」と突然思い立ち、

せっかくなら初めての海外一人旅に挑戦したい→昔家族旅行で一度行った事のある台湾

が、ぽん!と頭の中に思い浮かび、あれよあれよと言う間に申し込みを済ませ、2週間後には関西空港にいました。

「思い立ったが吉日」これが私の行動指針だと気づいたのはここ一年ですが、この頃から、行動力だけが非常に高かったです。また、私の父親は私のやりたい事に対しては反対せず、とりあえずやってごらんとサポートしてくれる人なので、金銭面でも支援がありました。当時バイトができなかった私にとっては万々歳です。私の行動力の高さは家族の理解と支えによって芽吹いたものですね。

「一人だと心配だからせめてツアーに入ってね」という父の条件を飲み、7月の終わり頃、少しの不安とワクワク感を胸に関西空港から飛立ちました。

小学生ぶりの台湾。ツアーなので、故宮博物館や小籠包、士林夜市などのベタなところを回りました。美食の国のグルメに舌鼓を打ちつつも、「正直歴史わかんないし、白菜(博物館)見なくてもいいんだけどなあ」などと、今の私から言わせていただけば「現地の美味しいとこだけ搾取する消費者の一部」な旅行者でした。

そんな私が台湾に対して姿勢を変えたきっかけは現地のツアーガイドさんとの出会いです。そのツアーガイドさんは日本語がとても上手で、車窓から見える建物や景色に関する歴史や日本との関わりについて教えてくださったのですが、その時、

「皆さんは台湾にダムを作った日本人をご存知ですか」

と質問。

今なら答えられますが、当時の私は世界史のみの知識しか持っておらず、ましてや日本の世界史のカリキュラムの中ではほとんど言及されないので全くもって無知。

「台湾と日本って繋がりがあるの...誰だ...」

と衝撃と恥ずかしさを感じた事を覚えています、自分の国のことなのに、何も知らず来た事に。同時にむくむくと『知りたい』という気持ちが湧き始め、帰国しました。
日本に帰ってから台湾華語を勉強しようと先生に1ヶ月付き、台湾の恋愛ドラマを見始めましたが、冒頭にも述べたように、飽き性なので約半年間続いた第一次台湾ブームは大学に入る頃には少し鎮火していました。しかし、帰ってきた直後に感じた「もしかして今まで飽き性で何も続かなかったけど、これは一生自分の中で生きるかもしれない」という直感は約2年後実現します。

大学に入ってからもちょくちょく一人でゲストハウスに泊まったり、大学の友達と旅行しましたが、あくまでも「旅行」という域は超えず、予想以上に充実していた大学生活を大学内で満喫しており、語学や歴史も真剣に学んではいませんでした。

ブーム再来

2020年3月、今もなお世間を震撼させているコロナの流行で、実家に戻ることなりました。ステイホーム、ソーシャルディスタンスが社会の常識となる中、友達にも会えず、部活も行けず、予定していたベルギーへの留学も危うく、毎日何かに打ち込んで頑張る気力が起きず、毎日ずっとYoutubeとネットフリックスを見ていました。

そんなある日、大学に入った頃から見ていた「サンエン台湾」を久しぶりに見てみると、台湾のあの温かい雰囲気を思い出し心がほぐされ元気が湧き、そこからは連鎖反応で「台湾華語もう一回やりたい」「中国語のチャンネルも見る」「コラボで出ていた台湾人Youtuberかっこいい」「このYoutuberがフォローしてるアーティストの曲好き...」と、あれよあれよと毎日毎日台湾に触れるようになりました。台湾華語も、繁体字が打てるのは注音だけだと信じ込み、毎日夜中までgoogleに注音で入力して覚えていました。(悲しいことに日本で売っている中国語のテキストはほぼ簡体字...もっと増えればいいのになあと思います。)

また、それだけでは満足せず、ニュースでも報道されている台湾のコロナ対策や、政治の話にも興味を持つようになり、エンタメによる興味の再加熱から、以前抱いた台湾への興味が本物になったのがこの頃でした。"台湾と真剣に向き合いたい"。これは一個人の考えですが、台湾が歩んできた歴史を知ること、どのような政治が行われているかを知ることは台湾に対する礼儀であると考えています。また、私が"台湾好き!!"というイメージを持っていることで、周りの人が尋ねてくれた時に、私自身が台湾について正しい情報を持っている必要があります。

まだまだ日本人の台湾に対する知識は浅いので、無知によって相手を傷つけてしまう可能性を少しでも減らしたい、と思っています。日台友好に携わるのは大きな夢かもしれませんが、いつか正しい情報を魅力的に伝えられるようになりたいと思っています。

前回の投稿で、いらない部分は端折るとかなんとか言っておきながら、ありえないほど長々と話してしまい、先が思いやられていますが、ここで、私が台湾に感じている魅力を少しお話ししたいと思います。(やっとかい...)

私の思う台湾の魅力

一つは、台湾の人たちの距離感です。人と人との心の距離が近いような気がします。決して社会学的な根拠があるわけではなく、一個人の感想ですが...(様々なエンタメを見たり旅行を経て)これには台湾華語の発音、話し方も少し関係してくると思うのです。

例えば、私が見ているドラマ(恋愛ドラマに偏っていることはさておき)、上司と部下の間、同僚間での敬語や距離感が、日本の同じようなドラマよりもフランクに見えること。誰かに「ちょっと待って」と呼びかける場面では「えええい」と、怒るときは「你在幹嘛あああああーーーーー」と心の声モロバレ激おこモードで。これはドラマだからかもしれませんが、一般の台湾人同士で話しているのを聞いている時も、同じような印象を受けます。

日本人がどうのこうの、という訳では決してなく、個人的な理由としては私の出身地「関西」に通じる部分があるからかな、と勝手に推測しています。ちょっと関西の人のノリと関西弁に似ているような気がします。

あとは、instagramやTwitterでの政治家や企業の広報がカワイイ、ユーモア溢れるところ。確かオードリー・タンは『政治にはユーモアが必要だ』とある書で述べていました。政府による手洗いマスクの働きかけや、買い占めへの注意喚起にもよく登場してくるカワイイ猫やクマのモチーフには知らず知らずの間に頬が緩んでしまいます。

このような緊迫した世の中で、ユーモアを交えながら一緒に頑張ろう!と声をあげ、様々な工夫で成功を収めた台湾。人の心に寄り添っているなあと思うのは、私があくまでも第三者で、日本ではいいところだけ報道されている可能性があることを否定はできません。隣の芝生は青いものです、、
それでも羨ましくなるのは、台湾のあの温かい雰囲気、政府と国民との関係、彼らが自分の国に対して向き合い、政治家も向き合っているところだろうかと思います。もちろん、戒厳令などの歴史的事実は無視してはなりませんが、それを乗り越えて成長している台湾に私はとても惹かれます。

言葉にするのは難しいですね。もっと上手に伝えたいです。

他にも色々な理由はありますが、それを書くと、ブログ初心者のおしゃべり星人は、300ページくらい書きかねないので気が向いたら書きます。

ps.こういう話ができる人が周りにいないので、このnoteを書きながら今まで溜め込んでたこと1/10くらい発散しました。長々とごめんなさい。

ps2. なんであの時台湾が頭に浮かんだのか今でもよく分からないですが、多分中華系SFファンタジーものにハマっていたからかもしれません🐣

いこか

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