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01.「流れ」

活動を行うにあたって「流れ」というものを意識するようになった。

時間、物、人。それらは我々が生きているこの世界において、止まることなく常に流動するものである。あるものは緩やかに、あるものは激しく、形を変えながらまるで生き物のように生き続けている。今回はこの3つの流れについて話していこうと思う。

例えば日常に存在するもので言えば、朝の駅の通勤ラッシュなどが分かりやすいだろう。これは「人の流れ」だ。家を出て駅へ行き電車に乗り職場に向かう。毎日起こる現象で同じものだと考える人が多いだろう。だがこれは時には形を変える。朝起きる時間が違えばいつもと異なる時間に家を出ることになるだろうし、職場が変われば行く場所も変わるだろう。

「モノの流れ」も同じである。物流などがとても分かりやすい。人間が商品としてモノを買うと、そのモノを所持している人物あるいは会社から送られてくる。通販を使ったことがないという人はあまりいないと思うが、こういう場所にも流れが存在する。そしてこれもまた変化するものだ。

ならば時間の流れはどうだろうか。一秒あたりの間隔が変わるなどない限り時間の流れは変わらない、そう考えると唯一変わらない『流れ』なのだろうか。だが、ここで自分が言いたいのは、その時間を使用する人やモノが関係する流れである。

人やモノの流れには必ず時間が存在する。唯一変わらないこの「時」を絡めて流動している。そう、これらは常に繋がって同じ世界に存在しているのだ。ふと考えると当たり前のことであるが、それを意識し始めたのは実はこの活動を始めてからである。

Vtuber活動を行い、人々と交流し、一日を終える。そして次の日もまた同じことを繰り返す。自分がこの世界で生きてきた2年間の中で、様々な人やモノが自分に関係し、それは常に変わり続け今もなお続いている。そういう「流れ」の中に自分がいる。

身の回りに変化が起こるというのは不安なことでもある。今いる自分の場所が違うものになってしまったり、時には自分自身も変えてしまうかもしれない。だが、この変化というものは「時間の流れ」である。

自分の意識として固定しているもの、ルーティン、役割。それらは不変だとしても、「時間の流れ」は止まることはない。自分が行っていることを俯瞰的に捉え、時間の流れを意識すると余裕を持てるようになる。

何かで立ち止まったとき、止まりそうになった時は、『流れを見える化して自分がどこにいるのか』ということを考えてみると良いだろう。

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