5月3日(横浜スタジアム)14時開始予定のDeNA5回戦のみどころ

予告先発は広島が九里、DeNAがバウアー。

きのうは甲子園で阪神が中日に1対3で敗れて2連敗。2位までのゲーム差が0・5に縮まった。

下を見ると連敗を7で止めたヤクルトが阪神、巨人相手に2連勝。1差でピタリ、背後からつけている。

それにしても原巨人は厳しい状況だ。二回で4対0だったのに、頼みの戸郷が4失点のあと、ブルペン陣が八、九回に失点した。しかも決勝点はオスナの2ラン…東京ドームでやるような試合ではない。

DeNAも昨夜は一番やってはいけない展開になった。試合後、三浦監督は「連勝は止まりましたけど、これを引きずらないことが大事だと思うので…」と話した。

その期待を背に注目のバウアーがマウンドに上がる。

2020年、MLB ナ・リーグのサイ・ヤング賞を獲得。メジャー通算83勝で5年連続二桁勝利。推定年俸はおよそ4億円。その肩書は十分だ。
 
3月14日に契約が発表され、来日して1カ月あまり。二軍戦に投げて調整してきた。
 
だが、NPBでのデビュー戦がうまくいくとは限らない。約2年のブランクがある。ドジャース時代の2021年7月、女性へのドメスティックバイオレンス疑惑で194試合の出場停止処分(これでも短縮されており最初は324試合だった)を受け、大リーグでの登板はその後一度もないまま1月、ドジャースとの契約を終えた。
 
カット、スライダー、カーブを駆使して三振の山を築くという右腕vsカープ打線。仮に誰かが柵越えでもすれば「バウアー打ち」であすの一面だ。
 
一方、九里はバウアー騒動は意識せず、いつもの投球を心掛けたい。
 
ここまで4試合で1勝(0敗)止まりだが防御率0・68、リーグ第3位。こちらもメジャーリーガー御用達のアリゾナ、トレーニング施設仕込みだ。
 
26回と1/3で被本塁打ゼロ。低目へのテンポのいい投球が奏功している。
 
前回4月27日の中日戦(マツダスタジアム)は柳との投げ合いで7回2安打1失点、自責ゼロ。
 
しぶといDeNAの攻撃は昨夜も健在だった。スキを見せればアリの一穴で一気に攻め込まれるだろう。
 
満塁弾を受けた山崎康晃と修理ドッグ入りした栗林。ともに守護神“不在”で勝負は最後まで分からない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?