9月6日(マツダスタジアム)18時開始予定の広島-中日20回戦のみどころ

予告先発は広島が大瀬良(6勝3敗)、中日が松葉(4勝5敗)

森下と床田。エースカードを2枚切っても、横浜スタジアムで1勝もできなかった。

DeNAキャプテン牧が「勝ち切る覚悟」のキャッチフレーズを発表したのは8月27日の試合前ミーティングだった。そのあとDeNAは阪神に連勝、台風の影響で4試合を流し、英気を存分に蓄えて本拠地で、手ぐすね引いて待ち受けていたことになる。だからあれだけの粘りを発揮できたのだろう。7月終わりからのマツダスタジアム3連戦で貯めた貯金を全部持っていかれた。

だが、新井監督も、ことあるごとにテレビCMで大事なことを訴えている。

「おい!いくぞ!まだいくぞ!失敗したっていいじゃん」(ブランド時計正規販売店TOMIYA CM)
 
さあ、本拠地に“苦手中日”(今季7勝11敗1分け)を迎えての仕切り直し。中5日の大瀬良でまずは連敗を止めないと何も始まらない。2カ月勝てなかった大瀬良はここにきて2試合続けて勝ち投手。そして2試合連続でお立ち台に上がっている。
 
昨夜の牧同様、大瀬良もお立ち台では大事なことをしっかりと口にする。そういう選手がいるチームはやはり「勝ち切る」可能性が高くなる。

大瀬良は今季2度、中日と対戦して1勝1敗、防御率1・29。前回7月26日のバンテリンドームナゴヤでは7回6安打2失点、打線の援護がなく負け投手。板山に許したソロが痛かった。6月22日のバンテリンドームナゴヤでは7回3安打無失点で勝ち投手。

投手戦、1点勝負になりがちなこのカード、打線の出来不出来が勝敗を左右する。

横浜スタジアムでジャクソンやケイに苦戦した面々がこの3連戦でどうつながっていくか?

松葉とは5度目の対戦になるが、攻略しきれていない、というか攻略する前にスイッチされる。

3点取ったのは最初だけ。5月10日のマツダスタジアムでは4回2/3KO、9安打で3点。6月23日のバンテリンドームナゴヤでは6回4安打で1点しか取れていない。それも石原貴規の犠飛。7月7日のバンテリンドームナゴヤでは6イニングで小園の二塁打のみ。堂林の犠飛で1-1同点に追いついた。が、九回、栗林が代打板山にサヨナラ打を許した。

そして8月29日のバンテリンドームナゴヤでは5回3安打1失点でそのあと中日は継投策。5投手から1点も奪えずに1対5で完敗した。五回に三塁打の坂倉を置いて堂林が適時二塁打。その堂林も先のDeNA戦での出来を考えればちょっと怪しい。

要するに松葉から最低でも3点は取らないと、また毎度毎度のロースコア1点差負けになる、というのが戦前の予想。無論、大瀬良は7回2失点以内がノルマになる。

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