マダックス10勝右腕対決から目が離せない…８月27日、中日－広島17回戦（バンテリンドームナゴヤ）18時開始予定・速報（独自）

予告先発は広島が森下（10勝４敗）、中日が高橋宏斗（10勝２敗）

きょうはとても大事な試合になる。（いつも、そうではあるが…）
8月、まだカープは連敗がない。優勝への条件のひとつが連敗しないこと、だ。

古い話になるが４月２５日の神宮球場。ハッチと高橋奎二の先発で始まった試合は九回、栗林がサンタナに一発打たれてサヨナラ負けした。

その時のスコアが８対９。二回までに２－０とリードしたのにその裏６点取られて四回に追いつき六回に２点勝ち越したのにまた追いつかれて同点で九回を迎える、という展開だった。

野村謙二郎監督の時代なら、よくありそうなそんな打たれよう（当時、当チャンネルではそのことを投壊メルトダウン、と称していた、福島第一原子力発電所メルトダウン以前の話である）だった訳だが、今季の新井カープはその真逆を行く。

だから5点以上取るような流れになればまず勝てる、はずだった。

しかし日曜日の阪神戦は森が三回に4点取られてひっくり返されたため、追撃及ばず５対７で敗れた。

これで今季、5点以上得点した試合が28試合、負けたのは2試合目となった。それでも勝率は・９２９。何でもいいから？5点以上取れ！といいたいところ。すでに当チャンネルで紹介したが8月のチーム打率（現在・２７２）はリーグトップだからイケイケを増やしたい。

だが、一方で…
本来、ディフェンス力勝負のチームカラーなので、逆の数字もチェックしてみた。両軍合わせて4得点以内の、いわゆる投手戦の勝敗どうなっているのか？

すると明確な数字が浮かび上がってきた。

↓セ・リーグ対戦別の投手戦試合数とその勝敗と（全対戦成績）
DeNA　３/19試合　3勝０敗（13勝６敗）
巨人　６/22試合　3勝１敗2分け（８勝８敗２分け）
ヤクルト　７/16試合　５勝２敗（11勝５敗）
中日　12/16試合　２勝９敗１分け（6勝９敗1分け）
阪神　15/22試合　６勝８敗１分け（11勝10敗1分け）

この数字から分かることは、まず中日との接戦には異常なほど弱い、ということ。次に阪神も侮れない、ということ、そして巨人とは点の取り合いになりがちだということ。
8月２日からのマツダスタジアムでの中日3連戦の際、似たような話をしながら中日戦スコアを掲載した。もう一度、見てみよう。

4月
マツダスタジアム
５日　０－１●　九里●　柳〇
６日　０－４●　ハッチ●　涌井〇
７日　０－１●　黒原●　メヒア〇

バンテリンドームナゴヤ
27日　６－４〇　森下〇　梅津●
28日　０－０△　九里－　高橋宏斗－
５月
マツダスタジアム
10日　６－３〇　アドゥワ〇　松葉●
11日　０－４●　九里●　柳〇
６月
バンテリンドームナゴヤ
21日　０－１●　床田●　高橋宏斗〇
22日　３－１〇　大瀬良〇　メヒア●
23日　１－２●　島内●（先発玉村）　松山〇

７月
バンテリンドームナゴヤ
５日　０－２●　床田●　高橋宏斗〇
６日　１－２●　大瀬良●　梅津〇
７日　１－２●　栗林●（先発玉村）　マルティネス〇
8月
マツダスタジアム
２日　１－０〇　黒原〇（先発野村祐輔）　小笠原●
３日　４－１〇　森下〇　大野雄大●
４日　６―４〇　九里〇　根尾●

今季の中日戦の背景が分かったところで、冒頭で述べた大事な試合…
そう今季３試合計23イニング完封されている高橋宏斗から何点取れるのか？もし5点取れば勝てるが、投手戦で勝てるのか？という話…

4月28日のバンテリンドームナゴヤでは
秋山
野間
小園
松山
坂倉
宇草
矢野
田中広輔
九里
…で7回で3安打２四球。二塁を踏んだのは二塁打の秋山だけ。野間と松山がシングル。九里もよく投げて試合は延長12回スコアレスドロー。

6月21日のバンテリンドームナゴヤでは…
秋山
矢野
野間
小園
末包
坂倉
菊池
堂林
床田
…で、7回４安打７三振、この試合後の高橋宏斗の通算防御率は０・49…だからどこも打てないのではあるが…ヒットは野間と小園のシングル2本ずつ。足を絡めたり連打でランナーを得点圏に進めても最後はスプリットや真っすぐで空振り三振…という落ちになった。

3度目が前回7月5日のバンテリンドームナゴヤ。
秋山
矢野
小園
野間
坂倉
二俣
中村奨成
堂林
床田
…と秘策？で臨んで完封された。しかも99球マダックス。秋山の2安打と二俣の二塁打と中村奨成のシングルで打ち止め…床田も10安打されながら2点によく抑えたが援護なし、では勝てない。

当然、首脳陣はもうネタがないぐらい対策を練ってきたはず。そうであればまた基本に戻る、という策もあるだろう。先週火曜日の横浜スタジアムではDeNA打線がそんな高橋宏斗に土をつけた。七回途中で7安打、スプリットも真っ直ぐもカットボールも打った。さすがは打のDeNA！この試合のチャートをどう生かすか…

今夜投げる森下は、強敵との今季初対戦でおそらくゼロをたくさん並べ、二刀流もリミッターオフだろう。3日の対戦では8回１０１球７安打１失点で勝ち投手。さあ、夏の終わりに4連敗中の敵地で、10勝右腕対決のゴングが鳴る。

広島スタメン
センター秋山
ライト野間
サード小園
レフト末包
ファースト坂倉
セカンド羽月
ショート矢野
キャッチャー曾澤
ピッチャー森下

中日スタメン
センター岡林
セカンド田中幹也
ライト細川
レフト川越
ファーストカリステ
サード石川昂
ショート村松
キャッチャー加藤匠
ピッチャー高橋宏斗

1回表
一番ヒット出そうな秋山…初球打ち！一ゴロ

野間…外に150キロストライク、外152キロボール、外130キロストライク、外真っすぐボール、外浮いてボール、152キロファウル、ここでスプリット見切って四球

小園…初球バントファウル、バント引いて外151キロボール、140キロスプリットバントしてファウル、スプリット打って４・６・３一塁セーフ…戸郷打ちのようにセンターには抜けなかった

末包…初球カーブ打って三ゴロ…さあ、いつ二塁まで進めるか…

1回ウラ
岡林…１ボールから144キロ中前打、森下右足で打球止めようとしたが当たらず

田中幹也…初球えらくあっさりバントされて、3球で一死二塁

細川…初球真っすぐ浮いてボールさすがに森下も力が入るが、最後はアウトローに素晴らしい真っすぐで見逃し三振！

一軍昇格から９試合連続安打でイッキプロ初の四番に入った川越…１－１から二ゴロ

2回表
坂倉…１－２から内角真っすぐ詰まりながらライト前に落ちた、ヒット

羽月…初球バントして加速、三ゴロ送球が逸れ気味で羽月と田中幹也交錯、田中幹也治療へ、戻って試合再開

矢野…２ボールから152キロ打って右飛、坂倉サードへ、この時点でもうサードまで進んだのはかなりいい状況

曾澤…カーブファウル、外155キロボール…だけどすごい球が来る、腰付近にスプリットボール、ワンバンで３－１、首を振って真っすぐ投げてきたストライク、スプリット三ゴロ、高橋宏斗ランナー三塁に背負っても、３－１のカウントになってもぜんぜん焦ってない…

2回ウラ
カリステ…初球二飛

石川昂…真っすぐ３つで追い込んで130キロで中飛

村松…相手にバッティングさせない、3球目投ゴロ、8球で終了！

3回表
ランナーなしで森下…152キロストライク、外カーブボール、スプリット空振り、154キロを右にファウルさすがだ二刀流、また153キロファウル、なんと左肘死球っておいおい、こんなん見たことない、エルボーガードではあるが…すぐ大丈夫と高橋宏斗にリアクションする森下に満点！

秋山…バントの構えでボール、バントファウル、またバントファウル、ランナー森下エナジー無駄遣い、ヒッティングスプリット打ちでゴロ右前打、無死一、二塁

野間…またバントファウルおいおい、また失敗しかもぜんぜん殺せてない、打って遊飛、零点！このあと挽回して

小園…低目の伸びる152キロ空振りで１－１、内角いっぱい151キロストライク、外のスプリットボール球空振り三振…

末包…ワンバンするカーブ空振り、外151キロ投げた瞬間ボール、外153キロストライクこれもいっぱいいっぱい、インロースプリット見て２－２、またスプリットファウル、スライダー打って弱いバウンド、サード石川昂のグラブかすめるように抜けていった、森下生還、さすが二刀流
D０－１C

二死二、三塁で坂倉…１ボールから右飛

３回ウラ
加藤匠…３球三振、ここもバッティングさせてない

高橋宏斗…曾澤ファウルフライギリギリまで追ってフェンスにスライディングの足ぶつけてストップ、高橋宏斗も粘る、7球目ボールでフルカウントからまたファウル、147キロもファウルにされた、スタンドからひろとコール、136キロもファウル、低目っぱい149キロ見逃し三振…11球目

岡林…3球三振！10勝右腕対決、際立ってます！
D０－１C

４回表
羽月…３球目高目の151キロボール球空振り三振

矢野…153キロファウル、外153キロボール、外145キロちょっと落ちてストライク、153キロに当ててファウル、154キロもカットした、そしてスプリットも振らない、そして…153キロゴロ左前打素晴らしい、高橋宏斗相手に毎回ランナー

曾澤…１－１から矢野スタートしてファウル、スプリットファウル、外152キロボールで２－２、アウトロー152キロ見逃し三振

森下…外149キロボール、外151キロファウル、外151キロファウル、また151キロファウル、外137キロ一ゴロ、さすがに全部外だった
D０－１C

４回ウラ
田中幹也…6球目売邪飛、ここもバッティングさせず

細川…バウンドする打球、矢野前進して合わせにかかるが弾いた、記録はヒット

川越…ファウル、低目チェンジアップストライク、外148キロボールこれが50球目、高目カットボール中途半端に振ってくれた、三振、四番のバッティングはさせません

カリステ…２－２からのカーブボールでフルカウント、カリステここまで振ってこない、132キロファウル、インハイ149キロファウル、150キロファウル、136キロカットボールこれもファウル、内角148キロ遊ゴロだが矢野ていねいにいきすぎて自分でリズム乱して足で蹴った…これはエラー、10球も投げてここもエナジームダになった

二死一、二塁で石川昂…外ボール、148キロストライク、3球目真っすぐライト右に落ちて2者生還、三塁線でミスッてくれた相手に帳尻どころか倍返しされた
D２ー１C

二死二塁で村松…空振り三振

5回表
秋山…スプリット２球で１－１、外152キロボール、152キロ空振り、152キロボール、スプリット二ゴロ、高橋宏斗これで80球

野間…１－１からファウル、154キロファウル、また154キロ振り遅れファウル、スプリット見てボール、きょうはみんな、なかなかスプリット空振り三振しなくはなった、またスプリットボール、155キロファウル、153キロファウル、インロー152キロボテボテ二ゴロ、高橋宏斗これで90球

小園…１－１からニゴロ、この回3者凡退は痛いが、球数は投げさせた
D２ー１C

5回ウラ
加藤匠…3球目三ゴロ

高橋宏斗…3球目二ゴロ

岡林…１、２球ストライク、3球目ファウル、外ボールだがこの回最初のボール球、4球目高目チェンジアップ左前打された

田中幹也…5球目中飛、ほとんど相手に想ったようなスイングさせてない森下、石川昂の２点打不覚…
D２－１C

神宮球場は巨人が５－２でリード

6回表
末包…初球スプリット打ってサードライナー

坂倉…スプリット空振り、外真っすぐストライク、内真っすぐボール、スプリットボール、152キロファウル、152キロ見逃し三振…坂倉読み外れて見てるだけ…

羽月…外真っすぐボール、124キロ二ゴロ、速球に強い羽月だが緩急つけられた、２イニング連続３者凡退
Ｄ２ー１Ｃ

６回ウラ
細川…３度空振り、3球三振、相当調子悪そう

川越…変化球３つ、空振り、ボール、ファウルからの真っすぐファウル、ワンバン空振り三振！

カリステ…4球目右飛
Ｄ２－１Ｃ

7回表
高橋宏斗続投102球

痛いエラーの矢野から…４球目真っすぐストライクのあとの5球目内角真っすぐ見逃し三振、一度もスイングせず、迷い…

曾澤…スプリット空振り、155キロボール、真っすぐ強振して空振り、154キロ今度は相手にいって空振り三振…

森下打席へ、まだ決着ついてない…初球152キロ二ゴロ、３イニング連続走者出せず
Ｄ２－１Ｃ

7回ウラ
森下97球

石川昂…１、２球ストライク、3球目カーブ遊ゴロ

村松…5球目ボールでフルカウント、ファウル、7球目ボールで四球、ムダな四球きょう一個目

加藤匠…初球バント、二死二塁

高橋宏斗の代打山本…初球147キロファウル、低目チェンジアップファウルで２ナッシング、3球目詰まった一ゴロ、森下カバーせず坂倉とヘッドスラの山本の競走はアウトでリクエスト→アウト変わらず
Ｄ２－１Ｃ

8回表
中日はカープ打線が苦手にしているひとり松山、サードは高橋周平

秋山…真っすぐ5球でフルカウントまで振らずに6球目150キロレフト前ヒット、鮮やか～

野間…また真っすぐバントファウルおいおい…2球目フォークへっぴり腰バントファウル、へたくそとは聞いていたがこんなに下手とは…ヒッティングに切り替えて高目ボール、フォークはボールで２－２、151キロファウル、秋山スタートしてまた151キロファウル、ワンバン空振り三振だが秋山二盗成功！

小園…高目149キロボール球空振り、フォーク空振りこれもボール球、外のフォークバットぎりぎり止めた、外フォーク空振り三振…

末包…低目152キロストライク、外ワンバン、151キロ空振りだがものすごい振り遅れ、151キロなんとかファウル、手前でワンバンして２－２、真っすぐ打ってワンバン投ゴロ…やっぱり松山は打ち崩せない…そして九回もたぶん…

8回ウラ
森下11勝目ならず、自責はゼロ、二番手塹江

岡林…空振り三振、塹江問題にしない、岡林よほど打ちづらいのだろう、2度セーフティトライしてきた

田中幹也…１ストライクから右飛

細川…初球足もとよけて細川転倒、4球目一ゴロ
D２－１C

9回表
中日は栗林に並ぶ34Sのマルティネス

坂倉…初球の前に坂倉タイム、外144キロボール、アウトローボール、155キロ空振り、155キロファウルで２－２、157キロファウルチップでミットから飛び出した、156キロ空振り三振

羽月はどうか？…167キロ最初からファウル、157キロまたファウル、かなり高い156キロファウル、144キロ低目ボール、マルティネス途中でタメ作って快速球空振り三振…

代打堂林…154キロストライク、155キロクソボール空振り、顔の高さに2球で２－２、156キロライト線深いところ、ギリギリに二塁打、素晴らしい打撃でした、代走大盛

曾澤…155キロファウル、155キロ引っ張ったがファウル、外155キロカットしてファウル、ワンバンバット止まった１－２、高目154キロファウル、144キロに合わせただけ、中飛でゲームセット、このチャンネル冒頭で長々述べたのはこういうこと、こうやって中日戦では投手戦で負けが増えていく
D２ー１C