9月23日(東京ドーム)14時開始予定の巨人最終戦のみどころ

予告先発は広島が森下(8勝5敗)、巨人が菅野(4勝7敗)

ビジターラストマッチは東京ドームでのデーゲーム。大いに盛り上がりそうだ。

原監督の立場からきょうの試合以降を考えた場合、当然、“全部勝つ”となる。

残り8戦全勝なら現在貯金1の巨人は貯金9。カープも現在貯金は9だが引き分けが多い分、残り6試合3勝3敗で行っても勝率で巨人を上回る。

2位が絶望的な巨人は3位狙いが現実的だ。それとてカープを倒してから“いざあすからの横浜スタジアム3連戦へ”ということになる。

その巨人は菅野が先発する。

菅野は今季、右肘の張りなどで開幕から2か月以上も二軍調整が続いた。ここまで13試合で4勝7敗、防御率は3・14。
 
7月4試合防御率4・58
8月5試合防御率3・30
9月2試合防御率0・82
 
急激に戻してきている。
 
今季の対戦は8月20日の京セラドームだけ。初回に菊池中前打のあと龍馬の二塁打で先制。五回に末包がライトポール際へソロ。6回5安打でマウンドを降りているが攻略した訳ではない。
 
対する森下はここ2試合、初回、または二回に大量失点しているから、不安材料を抱えたままになっている。ただ巨人戦は3試合2勝0敗、防御率1・96でクオリティスタート成功率100%。7月12日の涼しい東京ドームでは9回8安打完封勝利。
 
巨人に強いマットアローで早目の援護を、と言いたいところだが、このところその火砲は湿りっぱなし。
 
仮に援護が遅れても森下は粘り強くゼロを並べるしかない。前回8月19日の対戦で左翼越えにものすごい一発を運ばれた岡本和真は要注意。5月の東京ドームでは坂本にカーブを投じてやはり左翼越え一発を許している。クライマックス・シリーズを考えれば、森下はここらでもう一丁、完封勝ちといきたい。

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