昨季交流戦3戦全敗、12球団ワーストだった森下が弾丸2ラン柳田、4安打中村晃のソフトバンク打線をどう抑えるか?

6月3日(マツダスタジアム)14時開始予定のソフトバンク2回戦のみどころ

予告先発は広島が森下(1勝1敗)、ソフトバンクが石川(3勝1敗)

広島市内は朝から最高の野球日より。しかし記録的な大雨の影響で愛知県など広範囲に大きな被害が発生。東海道新幹線、山陽新幹線も通常運行ができなくなったが昼前から徐々に運転が再開された。

広島もいつまた線状降水帯に見舞われるか分からない。そうなると当然、マツダスタジアムでの試合開催の是非論になる。今回は幸運だった。

窓の外に広がる青空を見上げてきっと柳田も幸福感を味わっていることだろう。自称「カープ男子」。そうでなければ呉市で自主トレしたりしない。

新井監督と柳田は、ざっくり言えばかなり似通った野球人生を歩んでいる。だからこそ同じユニホームを着て欲しかった。だが、それも絶対にない、とは言い切れまい。

新井・黒田の同時カープ復活劇や秋山の“広島移住”。先のことは誰にも分からない。

それにしてもカープ打線、パの投手相手に大苦戦中!新井監督の号令の下、ガチンコでぶつかってはみたものの、4試合ともヒットを放ったのは龍馬だけ。林、韮澤、羽月ら貴重な経験を積んでいる面々は、いずれも打てていない。「経験」を積むだけではダメだ。

一方、昨夜のソフトバンク打線。中村晃が4安打、柳田が3安打、近藤が2安打、甲斐はセーフティバント成功。まるでマツダスタジアムが自分たちの庭であるかのような攻撃だった。

例え凡退してもファウルで粘って球数を放らせる打撃も目についた。きょう投げる森下はどんどん調子を上げてきているが、曾澤とのバッテリーで工夫が必要だ。まともに行き過ぎてもダメ、警戒し過ぎてもダメ、難しい投球を迫られることになる。

森下は昨季、4勝1敗で意気揚々と交流戦を迎えた、が、初戦のソフトバンク戦で六回途中9失点KOされた。しかも牧原に1発、渡邉陸には2発柵越えされた。

森下はその後の2試合でも結果を出すことができず、交流戦3戦全敗、防御率6・05、30位ドンケツの惨敗に終わった。防御率は29位でも3点台だった。

ここまで交流戦4試合で計6点、1試合平均1・5点しか取れていないカープ打線は序盤から森下を援護する必要がある。

ソフトバンク予告先発の石川はここ5試合2勝負けなし。簡単には大崩れしそうにないのではあるが、交流戦最下位が嫌ならソフトバンクに勝ち越すしかない。

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