9月11日(マツダスタジアム)18時開始予定の広島-巨人21回戦のみどころ

昨夜の菅野は、たぶんどの球団も打てなかったはず…大谷翔平と対決して欲しいぐらいの出来だった?

5回57球。許した走者はヒットの菊池のみだった。

菅野は特に菊池を気にしていたようで、秋山とともに警戒して球を散らしていた。打者計16人で2ボールナッシングが3回あった。菊池が2回、秋山が1回、そしてノースリーが一度あり矢野だった。

ところがそのあと菅野は必ずストライクを2つ以上投げてきた。全力投球にはサヨナラ!してリラックス投法に衣替え。真っすぐのスピードは150キロに届かなくても、制球優先で新たなスタイルを確立させた。ピーク時の8億円から3年連続ダウン提示を受け入れて推定年俸は4億円までダウン。期するモノが数字に表れいる。

自身7連勝、敵地10連勝14勝目を挙げて独走状態に入った4億円右腕は、体調を維持しながら、またカープ打線の前に立ちはだかろうとするだろう。振り返れば6月30日の東京ドームでも五回まで1点も奪えず、六回に野間の内野安打と小園の右前打で降板には追い込んだが、やはり攻略しきれなかった。この先、対菅野1敗ぶんを計上して、星取りを弾くしかない?

対照的に森下はまったくダメだった。打席で菅野の球質を見て余計に焦りが生じたはずだ。だって、送りバントを3度続けて失敗するのは極めて稀…

きょう投げるアドゥワも、先輩たちの結果を踏まえ、もちろん一発を警戒する訳だが、その意識が過剰になってもいけないから、勢いづく巨人打線は荷が重すぎる気がしないでもない。

先週水曜日の横浜スタジアムでは初回、宮崎に3ランを打たれた時点で勝負あり、となった。二回にも梶原にやはり高目をスタンドに運ばれた。右のも左にも打たれた訳で巨人打線相手に息つく暇もない投球を強いられることになる。今季、ここまでは3試合計19回と2/3を投げて柵越えされていないのはプラス材料。

しかも8月6日のマツダスタジアムでは133球3安打プロ初完封!巨人阿部監督を渋い表情にさせた。

8月22日の東京ドームでは5回2/3、1失点。ただし10安打されその内訳は坂本3の3、浅野は適時打含む3の2、門脇も3の2…

アドゥワが仮に5回で2、ないし3失点なら、打線はグリフィンから最低でも3点は取らないといけないが、これまた至難の業。

前回8月21日の東京ドームでは七回に坂倉がソロを浴びせたが得点はこれだけ、7回で内野安打2を含む6安打止まりだった。

その前が8月7日の東京ドームで7回1/3で12個の三振を奪われ七回までゼロ行進。八回に菊池の内野安打と秋山、野間の連打で1点返したところで降板に追い込んだ。

甲子園球場では昨夜、森下翔太の2戦連発が効いて阪神がDeNAを押し切り、とうとう岡田さんの不気味な笑い?が新井さんの背後0・5差まで迫ってきた。東に3敗目がついたがカープ打線以外で負け投手に追い込んだのは阪神打線が初めてだ。二軍ですら投げていない斉藤優汰のことを思えば、なんであの時、森下翔太を指名しなかった!と何度でも言いたくなる。巨人岡本和真が68打点でリーグトップ。森下翔太は67打点…今と将来を考えた場合、カープ打線に賭けているのは打点の取れる右の将来性豊かな外野手だ。

仮にきょうから逆襲をかけて巨人相手に最低ノルマの2勝1敗と勝ち越すことができても、そのあと直近の7試合で40得点の猛虎打線が待つ甲子園球場に乗り込み、さらにまた移動日なしでマツダスタジアムに戻りDeNA2連戦…今回の7連戦終了時、新井流全員野球はいくつ勝ち越せているのだろうか?

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