5月10日(バンテリンドームナゴヤ)18時開始予定の中日6回戦のみどころ

予告先発は広島が九里、中日が涌井。

昨夜の長良川のゲームは、両軍貧打だったのか?両先発がよく投げたのか?

ひとつ言えるのは地方球場のマウンドはやはり簡単ではない、ということ。その証拠に床田は一、二回とピンチが続き、福谷は4イニング84球…

しかし互いに譲らず、無失点。試合後、福谷は「ピッチングもバッティングも床田君に完敗です」とコメントした。

ネット上には「福谷教授、粘投実らず」の声も上がった。序盤3イニング、すべて一、三塁のピンチを抑えた右腕はやはり頭の方もフル回転だったのだろう。

昨夜、得点圏で打席に立ったのは初回がライアンと坂倉。
二回が菊池。
三回が坂倉と野間。
四回が菊池。
六回が矢野。
八回がライアン、坂倉、野間、マット、矢野。

野間は決勝打、八回の坂倉は四球。それ以外は凡退。計11の1という厳しい状況だ。

だが得点圏打率で見れば秋山は・400(打率・391②位)、龍馬・333(打率・299⑫位)は問題ない、

問題なのは右打者か?菊池・214(打率・321⑧位)、ライアン・200(打率・223㉕位)、マット・050(打率・198㉗位)…

新井監督が「オレの現役時代の打撃みたいにやってよ!」とは決して思ってはいないだろうけども、傍から見ているとそんな思いも強くなる。

相手が先発左腕だと負けが込む、というのがカープ打線の特徴?だが、3日のバウアーの前にも7回1点止まりだった。

そのバウアーが昨夜は巨人打線につかまり6回7失点…

今のままでは佐々岡カープ同様、交流戦惨敗コースを辿ることにならないか。打線の援護がないと投手陣はパ・リーグ勢相手に思い切った投球ができなくなる。

今夜の中日予告先発は涌井。ここまで5試合に投げて1勝3敗と期待を背負っての移籍に結果がついてきていない。

前回3日の阪神戦は5回10安打4失点(勝ち負けつかず)だった。

唯一の勝利がその前4月26日のマツダスタジアムで7回7安打3失点。

その時のカープのオーダーは…
菊池
野間
秋山
ライアン
龍馬
坂倉
マット
矢野
大瀬良

二回に先頭のマットに二塁打を許すと、二死から菊池と秋山に適時打された。その後は4対2の七回、先頭の龍馬にライナー性のソロで1点差まで詰め寄られた。

ただカープ側から見れば涌井を攻略した、とまでは言えない内容だった。

こうしたデータはきょう投げる九里の頭の中でもグルグルと回っているかもしれない。そうなると、オレはここまで5試合で防御率1・71なのに1勝1敗だから先に点はやれない、いや1点もやりたくない、みたいなことになりがちだ。(あくまでフィクションです)

前回3日のDeNA戦(横浜スタジアム)では1点リードの四回に追いつかれ、五回に1点勝ち越され、六回に1点追加され一死満塁という場面で戸根の救援を仰いだ。(結果は押し出しで九里の自責は4)

その前が4月27日の中日戦(マツダスタジアム)で7回2安打1失点も自責ゼロ(失点は木下の犠飛)。

…ということからして今夜もまたよく入っても3点勝負?それとも何かきっかけで打線が活気づいてくれるだろうか?

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