カープダイアリー第8524話「ロサンゼルスブルー大谷翔平に続け!宗山塁×田村俊介…井端ジャパンの未来」(2024年2月15日)

京セラドーム大阪で3月6日と7日に開催される「カーネクスト 侍ジャパンシリーズ2024 日本 vs 欧州代表」の出場選手28人が発表された。今回のチームは今秋、東京ドームなどで行われる「ラグザス presents 第3回 WBSC プレミア12」を意識した編成になった。その先には、2年後のWBC(2026年予定)とさらに2年後のロサンゼルスオリンピック(2028年予定)が待っている。
 
会見場では井端弘和監督が代表選手を読み上げた。続いてあった質疑応答では当然ながら選手構成に関する質問が出た。“最強”を見据えた中に既報どおり大学生4選手の名があったからだ。「代表経験者や初選出の若い選手、バランス良く選べたと思います」と指揮官は説明した。
 
メンバー(代表の背番号順)
投手
山下舜平大(オリックス)、宮城大弥(オリックス)、松山晋也(中日)、種市篤暉(ロッテ)、森下暢仁(広島)、金丸夢斗(関大)、栗林良吏(広島)、隅田知一郎(西武)、渡辺翔太(楽天)、中村優斗(愛知工大)、根本悠楓(日本ハム)、平良海馬(西武)
 
捕手
古賀悠斗(西武)、坂倉将吾(広島)、山本祐大(DeNA)


内野手
源田壮亮(西武)、中野拓夢(阪神)、 宗山塁(明大)、紅林弘太郎(オリックス)、石川昂弥(中日)、小園海斗(広島)、村上宗隆(ヤクルト)

外野手
森下翔太(阪神)、西川史礁(青学大)、近藤健介(ソフトバンク)塩見泰隆(ヤクルト)、 田村俊介(広島)、万波中正(日本ハム)
 
内野手では源田壮亮が6番、中野拓夢が7番をつける。1年前、宮崎事前合宿にダルビッシュ有らとともに集結して、世界の頂点に立った二遊間コンビに続10番を宗山塁がつける。
 
今秋のドラフト最大の注目株は、ちょうどこの日から静岡県沼津市で秋季キャンプに入った。3つの川が交わる故郷、三次市の川土手でも鍛え、広陵高のグラウンドで反吐が出るほどの練習に耐え、大学野球も総仕上げに入る。
 
昨秋の「カーネクストアジアプロ野球チャンピオンシップ2023」で持てる力を存分に発揮した小園はそのまま51番をつける。西武でキャプテンを務め6年連続ゴールデングラブ賞の源田壮亮を軸にしたショートのポジションは、2年後を見据えてこの先どうなっていくのか…
 
小園以外にも、東京五輪金メダルコンビの森下と栗林、小園とともに井端ジャパンのセンターラインを固める坂倉も昨秋に続いてに選出された。さらに井端弘和監督から「ひとスイング見たときから素晴らしいなと思いましたし、昨年の秋にジャパンとカープとの練習試合の中で、日本のトップ投手からヒットを何本も打ったというところではね、すごく印象に残っていますので…」とハナマルをもらった田村俊介も予定通りの代表入りとなった。カープ勢は最多の5人!…新井監督がまた何か大きなことを言いそうな⁉気配になってきた???
 
中央のメディア担当者の中には田村俊介を知らない者も大勢いたようで、また知ってはいても驚きを持ってその名を受け止めた記者もいた。
 
だが、近いうちに“みんな納得”という場面に出くわすだろう。キャンプ休日のこの日を充電日に宛てた“ポスト龍馬”のダークホースは、あすから始まる沖縄キャンプで一気にカープ外野手争いの先頭に踊り出るかもしれない。
 
学年は宗山塁が田村俊介よりひとつ上だが、ふたりは同じ2003年生まれ。野球の国、アメリカ・ロサンゼルスの青空下、金メダルを目指す日まであと4年…

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