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いまこそプラチナを買うべき理由


結論から述べると

「これからプラチナが上がる確率が高くお買い得」


です。以下、その理由と根拠を書いてみました。



1.プラチナが来そうな理由 

以下、プラチナが期待できそうな理由を羅列してみました。詳細は後述してます。

その1 燃料電池の触媒としてプラチナが使用される
その2 ロシアからの供給が絞られる
その3 プラチナはそもそも埋蔵量が少なく希少性が高い
その4 歴史的に見て現在の価格は割安

それではまず価格を振り返ってからそれぞれの理由について解説します。



2.現在のプラチナ価格

プラチナ日足チャート

現在のプラチナ価格 2022年4月29日 
1oz = 923.224ドル(約12万円)
1g = 4262円

現在のプラチナ価格はこの通りです。日足チャートを見ると今年の3月上旬まで上昇トレンドを形成していましたが、再び下降トレンド入りし足元では低調です。しかし、テクニカル的には現在の水準は直近1年で2度大きく反発したレジスタンスラインでありここで反発し再び上昇トレンドを形成しはじめてもおかしくない状態と考えます。


プラチナ長期チャート

・2007年、夏サブプライムローン問題が発覚し、株式市場の資金が商品市場に流入するとともに産出国シェア1位である南アフリカの供給懸念からプラチナが高騰

・2008年、リーマンショックを機にプラチナ価格は暴落。

・以後、回復はするもその後は横ばい、フォルクスワーゲンの排出ガス規制の不正発覚を機会に下げ基調となる。

・コロナショックで暴落し、その後は他の市場と同様に反発

・足元ではゴールドと比べると低迷が続いており、リーマンショックでつけた最安値付近の水準

とこんな具合です。足元では900前後で反発を繰り返しています。



3.プラチナが来そうな根拠


・その1 燃料電池の触媒としてプラチナが使用される

https://www.meti.go.jp/policy/energy_environment/global_warming/ggs/pdf/green_koho_r2.pdf

 上のスライドはグリーン成長戦略14分野に掲載されている水素の欄です。SDGsもとい、これから西側諸国はカーボンニュートラルをさらに加速させます。建前としてはCO2削減となっていますが、結局のところは東側からの資源依存脱却という狙いが大きいでしょう。特に電力の面ではここ数ヶ月の間、関東で停電が多発している通り不安定な状況です。これは電気は蓄電が難しいという性質があるからです。(詳しくは調べてみて下さい)そこで水素の登場。貯蔵することができる水素を活用し安定的に電力を供給するという戦略です。そして、水素を電力に変換する際に必要となるのが「プラチナ」です。つまり水素社会を実現するにはプラチナが必要、ということはプラチナ需要が増加するという流れです。ただ、イノベーションによって梯子外しがある可能性は大いにありそうです・・・



・その2 ロシアからの供給が絞られる

 ロシアウクライナ戦争が始まってから、西側のロシアに対する経済制裁が強まってきているのは皆さんご存知の通り。ロシアは資源国であり、シェア2位(15%程)のプラチナ産出国であります。そのため、ロシアからプラチナの輸入が完全に規制されるなら今後は供給量がほそることになります。さらに、ロシアではプラチナの代替品であるパラジウムの産出量は世界1位。(40%程)つまりこれからはパラジウムからプラチナへの転換が図られる流れになりそうです。今後はその1で述べた通り、燃料電池の生産量増加と共に触媒として使われるプラチナの需要が高まるでしょう。



その3 プラチナはそもそも埋蔵量が少なく希少性が高い

 貴金属といえばゴールドですし、その価格もプラチナの2倍となるおよそ8000円で推移しています。しかし、地球上に存在する埋蔵量で比較するならばプラチナの方が断然少ないです。埋蔵量でいうと金の1/26。採掘量だと1/19。ではなぜ現在の価格になっているかというとゴールドには通貨、宝飾品としての歴史が備わっているからです。そのため全体の需要量がプラチナに比べ大きい。実際にゴールド、プラチナのインゴットを見てみるとわかりますが確かにゴールドの方がありがたみはあります笑
 劇的に消費者のマインドチェンジが起こるのは考えにくいですが、価格が上昇するに連れてその傾向は高くなるでしょう。



その4 歴史的に見て現在の価格は割安

現在、プラチナの価格は歴史的に見ても低水準で推移しています。その1で述べた強烈な需要増加を見込むとかなり狙い目に見えます。上のチャートはゴールドとプラチナのチャートですが、2010年代まではプラチナの方が価格で上回っていました。昨今、パラジウムが高騰したようにこれからプラチナが急上昇する可能性は大いにあり得ると考えます。



4.プラチナの投資戦略

プラチナも色々買い方があります。おすすめは田中貴金属に登録して最低積立額(3000円)で登録。そのままドルコストで購入していくのもいいのですが、割安水準を狙ってスポット購入していく。20226月現在、足元ではリセッションが懸念されているのでプラチナも底割れして大きく下がる可能性がありそうです。

以上。

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