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【演者紹介】人情噺とコミュニケーション

11月20日(日)のリアライズ文華落語塾発表会。

第一部のトリは「高砂亭イーノ」さんがつとめます。

イーノさんが落語を始める動機となったのが、
「冷たいかんじにみられることが多くて・・感情ゆたかに伝えられるようになりたいとおもった」ということでした。

イーノさんは、飲食チェーンの経営者で多くのスタッフとともにコロナを乗り切っておられます。経営の打ち手は、スタッフへの配慮を感じさせられ、その意気にスタッフが応えているような関係性に映ります。あまり表情を変えず、粛々と打ち手をこなしているイメージの経営者です。背中で語るといった感じでしょうか。

そのイーノさん、今回は人情噺の「しじみ売り」に挑戦されます。

感情ゆたかになりたいなかで、ハードルが一番高いと思われるジャンルで、しかも「しじみ売り」。相当なチャレンジだと感じました。

ただ、3年前には「子は鎹」を演じており、人情噺は今回で2度目なんですね。稽古では出来はいいと文華師匠は言われていて、稽古の終わりには少し高めのハードルを設定されていました。

感情をつたえるという意味において、人情噺は適したジャンルだと思います。人情噺にハマったようすのイーノさんの「しじみ売り」がたのしみであります。


もし刺さる根多でしたら、木戸銭歓迎です。寄席代にして、さらなる刺さる根多を仕入れてきます。