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落語の稽古

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落語塾での稽古模様を記事にしています。
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#登場人物

登場人物の”気”を掘り下げるには、人物設定をおこなうことから

一昨日と昨日で、落語仲間と自主稽古をおこなった。お互い稽古を見てもらい、感想や気づきを述べ合ったのである。 今回、僕が演じるのは「寝床」である。主な登場人物は旦那・番頭・久七だ。稽古を通して、それぞれの”気”を掘り下げて理解し、その気になって演じる。 それぞれの”気”になる前に人物設定をしている。旦那はどんな振る舞いをしているのか、番頭や久七の立ち位置は?など、人物設定がないと、噺に腰が入らないように思う。 稽古をみてもらい、感想や改善点を伺った。その上で、僕が立てた人

登場人物の”気”になる

落語を演じる時に大切な要素として、登場人物の気になることが挙げられます。これがなかなかむつかしいです。 自分では登場人物の気になって演じているつもりでも受け手に登場人物が視えていない。その状態では噺が入ってこない。 そもそも演じると思っている時点で、受け手に噺が入ることはないのかもしれません。 登場人物そのものになっているからこそ、噺となるのだろうか。あー、むつかしいな~ ひとつ言えることは、稽古しろっていうことかな。。あとひと月で発表会だ。稽古しよ。