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グルテンフリーの落とし穴

体調不良やアレルギー体質、副腎疲労や慢性鼻炎は、人生を多少不愉快な物にしてしまう。
現代人の生活習慣は、生活習慣病と言われる通り「惰性としての人生」になってしまっている。
小腹が空いたからビスケットを食べる、或いはカップ麺を食べる。
眠気覚ましにコーヒーを飲む。
そうした行為の積み重ねで、慢性疲労の人生になっている。
それで生活を改善したい、グルテンのせいかなと思ってグルテンフリー食品を買ってみたりする。
だがグルテンフリーと言ってもグルテンゼロじゃ無い。
グルテンフリーなんだけど、シュガーフリーじゃ無い。
シュガーフリーなんだけど、カフェインレスじゃ無い。
帯に短し襷(たすき)に長し的なこの食品群こそがまさに現代病の原因なのである。
小麦アレルギーから脱出しても、砂糖中毒からは逃れられないように仕組まれている。
つまり、絶対健康には辿り着けないようにセットされている。
グルテンフリーで、シュガーフリーでかつカゼインフリーな物を食べない限り貴方は健康にはなれない。
グルテンフリーにしてみたんだけど、やっぱり駄目かで終わり、そこで諦めてしまう。
幾重にも張り巡らされた「不健康と言う罠」から、貴方は脱出出来ない運命にある。
貴方がカフェイン中毒で、買い物依存症でいてくれないと困る人たちがいるんです。
皆んなが花粉症で居てくれないとお医者さんは商売上がったりです。
国民が高血圧で居てくれないと製薬会社は困るんです。
貴方の健康は貴方自身が個人的努力で辿り着くしかない仕組みになっているのです。
コーヒーは身体に悪いし、菓子パンは貴方を慢性疲労へと導く。
でも貴方には他の選択肢が見つけられないから、惰性でコーヒーを飲み、一生不眠に悩み睡眠薬のお世話になりつつ、眠気覚ましのカフェイン摂取を続ける。
矛盾だらけの人生です。
グルテンフリーによる「部分的自由」の獲得と引き換えに、別の新たな糖質過剰という「部分的不自由」を手に入れる。
あなたは不健康という泥沼から決して脱け出すことは出来ないでしょう。

これは不健康ゲームなんです。
そこそこ健康であればそれで良し、それで人生はそこそこ楽しめる。
慢性鼻炎と慢性疲労から脱出出来さえすれば、人生は快適化して自由を謳歌することが可能になる。

暑いからアイスが欲しくなる。
アイスを食べて冷房に当たれば、身体が冷えてクシャミをする。クシャミを何回かしたら自律神経は狂ってきて、其処から脱出する為にあなたは、血糖値急上昇作戦を決行する。カフェインか砂糖の過剰摂取に走る。
なんかおかしいぞ。この人生は。
一連の行動の何処が間違いかあなたはけっして見抜けない。
現代人の病(やまい)は奥が深い。あなたはグルテンフリーにしても健康には辿り着けない。
「多重的不自由」が貴方の病名だからです。

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