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ちゃんと書くのがめんどいので、散文を書く:6
チャリンチャリーン。入口のベルが鳴った。
誰であろうか?
椅子からゆっくりと身体を振り向かせると、私は物憂げに扉の方を見遣った。
入って来たのは客ではなかった。この店のマスターであった。
いや、これで良いのだ。何の気なしに外人が入って来たりすれば、私がcoffeeを作るしかなくなってしまう。
マスターの帰還により、一抹の不安から解放された私はひとつのことに気づく。
この人、東京喰種の芳村店長にくりそつだ!
この店はコロナ禍で閉店し、落ち着きを取り戻して再開したのであろう。
まさにRe(東京喰種にある喫茶店)
軽く会話を挟んで、 暖かいストーブのある奥のテーブルに案内される。
まずは水と灰皿を持って来て下さりました。
!?
煙草が吸える純喫茶。。むしろ吸えるからこその純喫茶。当たり前に灰皿を運んでくださる、
まさに純喫茶なのである。
そして、注文はブレンドコーヒーである。
(いつもそうなわけではない)
メニューに目をしかと通してあったのだ。
軽食はなく、ドリンクのみであった。
今のところはということなのか、調理スペースは見当たらなかったので、そもそもこのスタイルだったのかも知れないが、聞くのは野暮であろう。
美味しいコーヒーが頂ければそれで充分である。
待つ間、ゴルゴ13を読む。発表前の新車をスクープ記者が山沿いで猛スピードで追いかけている、そして、当然、崖から落ちる。影にはゴルゴ13。
水を飲む。 グラスの底面は角くなっているが、それより上は丸くなっているデザインだ。
素敵だ。気に入った。
ゴルゴ13は接近戦も強い。そして、女にモテる。一話で堪能出来るこの回が神回なのか通常運転なのか、、おそらくは後者なのであろうと思い感銘を受ける。
マスターがコーヒーを持って来てくれた。
語るほどの通ではないので割愛させていただくが、美味いコーヒーであった。
こういう時は、大げさだが、生きててよかったと思っても良いのではないだろうか。
「また来て下さいね。」
「次は煙草を持って来ます」
私は店を後にした。
to be continued?
(終わり方がきれいな気がするので、もうよい気はするが、煙草編、終わってないといえばない。嗚呼)
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