麻雀徒然草・第七回「治乱興亡」

悲しきニュースが流れ込んで来たのはつい先日のことだ。

U-NEXTPiratesの朝倉康心p、石橋伸洋pとの契機終了報告だった。
四年間、Piratesの顔として奮闘してくれていた二人であり、非常に悲しいことこの上ない。
朝倉pはMリーグ史上二例目となる十万点越えを、
石橋pもセミファイナル等での活躍など、爪跡は残してくれたものの契約終了。

二人とも妻子持ちであるため、この通達は痛いものであろうことは想像に難くない。

朝倉pについては配信活動などをし活動的であるし、石橋pもリーグ戦、解説など仕事はある。

ここで切られた二人の勇姿はこれからも消えることなく間違いなくMリーグ史に刻まれる。


しかし、後継はどうするのだろうか。
そう頭に過ぎる。

チームカラーを貫くのか、はたまた、イメージチェンジか。
恐らくは、チームカラーは貫くであろう。

他チームはサクラナイツの特殊な状況を除き、全チームが同メンバーで臨むと発表があった。

前回のようにチーム移籍のような波乱は起きないことは確実となった、乃ち、新Mリーガーの誕生を確実とさせた。

ここからは私見による推察であることを了承の上拝読して頂きたい。

まず、本命は最高位戦であろう。
Piratesは小林pを除き全員が最高位戦所属。
ならば、今回も最高位戦からの抜擢であるという予測である。

期待が寄せられるのは鈴木優pか。
第46期最高位であり、最強戦の申し子という二つ名を持つ鳳雛である。
読みの技術が際立つプロであり、容姿端麗且つ少しお茶目さんでありキャラも立つ。
後継者として申し分ない結果を残してくれるだろう。

最高位戦にはまだまだ逸材は多い。
いつぞやの風林火山オーディションにて惜敗を喫した友添敏之pや第三代天鳳位である山田独歩p、
水巻渉pや解説でお馴染み河野直也p。
中嶋和正p、齋藤敬輔p、石井一馬p、佐藤聖誠p
などなど。


チームの雰囲気などを考慮しても最高位戦メンバーなら仲良くやっていけそうであるので期待は高まる。


一方で他団体の可能性も考慮したいが、チームの雰囲気を悪くしてしまっては本末転倒であるので可能性は下がりそうだ。
小林pも実は元最高位戦所属、瑞原pも最高位戦。
団体間で見てみると連盟以外の協会、RMU、麻将連合とは※四神降臨をやるなど団体の仲はともかく協力関係にはあるようだ。

※四神降臨
毎期のタイトルホルダーが競う株式会社スリーアローズコミュニケーションズが運営する最強決定戦のようなもの

なので、もし他団体からとなるとあの三団体になりそうであるが、ほぼ最高位戦からであろうと思う。


以上をふまえて私のドラフト予想は
鈴木優p、山田独歩p
の両名にしよう。

完全に私見であり、欲望のままの予想としたのは反省している。
だが、小林pと予想に挙げた二人は天鳳名人戦での関わりがあるであろうという推測、瑞原pとは最高位戦で多少なりとも関わりがあるであろうとふんでの予想である。


嘆きの中の静けさは、双璧が虎視眈眈と機会を睨む戰の幕開けかも知れぬ。

また、新たなMリーグ史が始まるのかもしれない。

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