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知らなきゃハドソン~札幌に一大ゲームメーカーがあった時代~(1)ハドソンの代表作

※2019年10月31日に書いた記事に
 加筆修正したものです。
 なお、連載記事ですが
 今のところ未完です。

『解明・拓銀を潰した「戦犯」』を
読んでから無性に
書きたい記事がありました。

『解明・拓銀を潰した「戦犯」』
北海道新聞取材班(2000)

それはかつて
札幌に本社があったハドソン
というゲームメーカーについてです。

札幌に本社があった頃
Wikipedia より引用)

私と同世代、
もしくは上の世代のゲームファンには
お馴染みのメーカーですよね。

ハドソンのメインバンクも
拓銀だったそうで、
拓銀が破綻してから資金繰りに苦労し、
経営状態が厳しくなったと言われています。

‘05年にはコナミの子会社となり、
‘12年には吸収合併され、
’14年には「ハドソン」
というブランド名が終幕を迎えました。

とりあえず、
この記事では序章として、
多くの人に認知されていそうな
ハドソンの代表作を紹介しましょう。


『ロードランナー』ファミコン(‘84)

ハドソン初のミリオンヒット作。
元はアメリカのブローダーバンド社の
パソコン用ゲームで、
ハドソンがファミコンへ移植しました。
デザインはアレンジされており、
敵役としてボンバーマンが初登場しています。
上級者向けに難易度が増した
『チャンピオンシップロードランナー』
という続編もありました。

『スターフォース』ファミコン(‘85)

ハドソンの名物社員・高橋名人が
「16連射」を披露し、
その名を不動のものにしました。
元はテーカン(後のテクモ)の
アーケードゲームでした。

『ボンバーマン』シリーズ
ファミコンほか(‘85~)

かつてハドソンがパソコンのゲーム
として手掛けた
(当時はマイコンと呼ばれていた)
『爆弾男』というソフトが
ベースになっています。
マルチタップによる同時4人プレイを
いち早く取り入れ、
家族や友達とみんなで楽しめる
パーティーゲームとして親しまれました。

『高橋名人の冒険島』シリーズ
ファミコンほか(‘86~’10)

元はセガからアーケードゲーム
として発売された『ワンダーボーイ』の
キャラクターを差し替えて
ファミコンに移植したものでした。
ファミコンの横スクロールアクションを
代表する作品の一つですね。

『桃太郎電鉄』シリーズ
ファミコンほか(‘88~)

RPG『桃太郎伝説』の派生作品として発売され、
本家を超えるほどの人気を博しました。
『ボンバーマン』とともに
パーティーゲームとして親しまれ、
このゲームで国内の各地域の特産物を
覚えた人も多いようですね。
2020年にSwitchで新作が出るらしいです。
(※この記事を書いたあとに
  スイッチ版が大ヒット。
  たちまち、人気作として復活した)

『天外魔境』シリーズ
PCエンジンほか(‘89~’12)

世界で初めて CD-ROM を媒体にした
RPGでした。
ROMカセットでは実現できなかった
アニメーション、
声優によるキャラクターボイス、
有名作曲家による
(1作目・坂本龍一、2作目・久石譲)
豪華な音楽が話題を呼び、
PCエンジンのキラータイトル
と呼ばれていました。

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