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虚言、記録。

咄嗟についてしまう嘘。生きていれば一度は経験があるだろう。自分も今日やってしまった。吐く必要ない嘘。しょうもない。おそらく自分だけだろうが、これをやってしまったときは後悔と情けなさで顔が引き攣る。その状態が耐えられず思い切りグーで自身の頭や太ももを殴ってしまう。しょうもない自分自身を殺してしまいたい衝動に駆られるからだ。こんなことを書くと間違いなく引かれるが、今更引かれたところでどうでもいい。これも自分自身なのだ。受け入れなければいけない。

何故嘘を咄嗟についてしまうのか。これはよく理解しているが、幼少期のトラウマが拭いきれていない為。4歳頃の微かな記憶だが、普通にしているだけで怖い大人に殴られ怒鳴られ「お前はダメ」と言われたことが由来だ。それゆえにいつの間にか防御反応が身に付いてしまい、自身に対して不利益になり得る質問をされると、即座に否定したり、ありもしない出来事を0コンマ何秒で作り上げてしまう。アラフィフになっても人の親になっても変わらないこの反射は本当に腹が立つ。何より自分自身に対しての信用=自信が消え失せ、また一から積み上げる途方もない労力と虚しさが襲ってくる。何より己の価値が著しく下がる。キツい。

ADHDに関わらず、自分が変な人間ということは自覚している。他人とは明らかに感性が異なることも理解している。いい加減中年なのだから、それでいいとしなければならないが、どこかで受け入れられず、普通の感覚を持ちたいと普通ではない行動をしてしまう。愚かな人間。それが自分自身だ。

今出来ることは2つある。
①この癖を受け入れ、ありのまま起きた事実を伝える。
その後に起きることは行動の否定であり、人格の否定ではない。人格否定と捉えてしまう感性はひとまず修正しよう。
②自信を持ち続ける
嘘をついた瞬間、まさに音を立てて自信が崩れる。
顔の引き攣りがそのサイン。常に自分自身にOKを出し続けてさえいれば、自然と正直になる。

一人の親の癖に何をやっているんだろうか、と考えるが、まずはその責任は一旦横に置き、自分自身と向き合ってみようと思う。昨日までの自信は、まるでドミノ倒しの如く崩壊した。明日からまた一つ、積み上げていこう。それしかないのである。

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