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天使の奇声

昨日インスタを見ていたら、自閉症くんの発する奇声がくるよねと、当事者の母親が呟いていた。

分かる、分かるよ。
うちは天使の奇声だよ。
バスタードって漫画の中盤か後半あたりから天使出てきて奇声をあげるんだけど、人間はそれを聞くだけで消滅するんだ。

…て、ふざけて書いてるわけじゃなくて。
娘は高音で「あーーー」って家の中限定で叫ぶ。
医者いわく、音を確かめてる、とのこと。
昔からあったかなあ?と疑問に思うくらいだけど、診察中にそんな仕草を見せたのは覚えてる。

風呂場でやられると、鼓膜をやられる。
耳元でやられて、鼓膜をやられかけた。

とにかく悪意なく高音の声を聞かせてくる。

そんな娘は、やっぱりというべきか音楽が好き。
スイミングは2回くらい通って辞めたけど、ピアノ教室は先生も優しくて根気よくやっている。

ただし、出来ないことがあると泣く。
薬指を使うのが苦手で、先生と対面しているときは笑ってできないとごまかすが、私を前にすると泣く。

ピアノを自由に弾きたい反面、こつこつした基礎練は辛いみたいだった。
私もそういうのは苦手だけど、泣かないかな。

娘の微妙な違いはコレだろう。

普通なら泣いたりパニックにならないところで、泣いたりパニックになってしまう。
周りは呆気にとられて呆然。
娘も気持ちの整理がまだつけられないので、泣くと落ち着くまで時間がかかる。

これはもう学校でもやらかしたようで、先生が気がついて、つまづくと大泣きするんだと理解してくれた。
天使の奇声は発動してない模様。

音楽は大好きで、インスタに上がる歌を一緒に歌う。しかもお気に入りや知ってる歌限定。
最近ミーシャさんがお気に入りで、彼女の本物の天使の歌声に魅了されたよう。

あー、そういえば、最近だけど。
うまくいかなくなると、ぎゃーーーーーーーーーーーー!って叫ぶな。
感情をありのままに声に出す感じ。
今度はシャウトなんで、やっぱり鼓膜にきます。

気持ちの表現が2歳児くらいだなあって思うときは多々あり。
もう言葉は沢山知ってるけど、言葉より奇声を上げて済ます感じ。

そういうとき、娘はまだ表現がそれしかないんだなあと、ちょっと悲しくなる。
漢字も計算も色々出来るのに。

今日はこのくらいです。
小さい頃まで遡ってみたいですが、時系列がめちゃくちゃになりそう。
とりとめもなく、今日も書かせていただきました。

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