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公募情報の季節性とは?

こんにちは。一介の研究者です。
ちょっと間が空いてしまいました。

変わらず、公募情報を日々チェックしています。

季節性というとインフルエンザが思い出されますが、公募にも季節性があるように思います。
今日はそのお話です。

ここ最近の公募を見ていて思うことは、着任時期が二分されていることです。
どう二分されているかと言いますと、
「2025年4月」と「2024年4月」or「応相談」です。

2025年4月の場合

これは、2024年度に退職する人が決まっている場合に多いです。
つまり、大抵の場合、定年退職で確実に次々年度人がいなくなるので、計画的に採用を進めていきますよ、ということです。
定年退職ですので、多くの場合は教授職での募集になります。
定年まで勤めあげての退職ですから、それ相応の大物が退職ということになりますし、通常、教授は門下生を持っていますので退職予定者の教え子や席を譲るにふさわしい知り合いがそのポストにおさまることが多いです。
なので、このような公募は比較的出来レースであるといえるでしょう。
(注:一介の研究者が公募情報とその後、その公募に着任した方の様子を観察していての意見です)

2024年4月 or 応相談の場合

これは、ずばり!急に退職もしくは後任が決まってなくてひやひやもんだから、とにかく来てください!という喉から手が出るほど人が欲しい場合に多い記載です。
1月の公募で4月に着任というのは、どの大学や研究所などでもなかなか難しいスケジュールではないでしょうか。法律上は退職可能な時期ですが、立つ鳥跡を濁さず!研究者の世界も広いようで狭いので、不義理なことをするとすぐに噂がひろまります。ですので、応相談は、4月は無理でもはるはやでお願いってやつです。
1月に公募情報をみる人は、僕のようにチェックが趣味化してる人と今すぐ、この現実から逃げ出したい人です。逃げ出したい場合、ある程度条件に見合えば、多少目をつぶるところはあっても、「よし、すぐに書類つくったるでー」となりがちですが、これは危険です。
この時期に公募がでるということは、急に辞めてしまうくらいの職場環境であることや常に人手不足であることが多いのです。いわゆるブラックってやつです。

すでに書いたように、これは公募情報サイトを見続けた研究者1名(N=1)の意見ですので、ご笑覧いただく程度でお読みくださいね。
ただ、いまだ就活を常にしている身としては、書類書くのも大変ですので出来レースならば参戦したくないですし、ブラックで働くのはもう無理なので、僕の経験が誰かのお役に立てるのであれば、うれしいなと思います。

また書きます。



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