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【タロットサンプル読み】仕事を続けたらどうなるか?1年以内〜ヘキサグラム展開法

タロットサンプル読み

ヘキサグラム展開法
ウェイト版フルデッキ

<占的>
仕事を続けたらどうなるか?1年以内

<情報>
依頼者:40代女性
上司:50代男性
人間関係が悪い。特に上司が嫌味を言ってくる。


<回答>
状況→「自分が楽しく働けるか」に設定

過去の状況【逆位置の魔術師】
自分のやりたいことができない状況。
何事も準備不足だったり、何も始められない感じ。

現在の状況【逆位置のペンタクルのクイーン】
現実的に安定しない感じ。
動きが鈍く受け身のイメージ。悪い意味で何もしていない感じ。

現在の上司の依頼者への気持ち【逆位置の隠者】
暗い人のイメージ。
孤独な人、周りが見えてない人などの感覚を依頼者に対して持っている。

依頼者の現在の気持ち【正位置のソードの9】
考え込みすぎて動けない感じ。
閉じ込められているような感情。

半年後の状況【正位置の世界】
自分らしく働けている感じ。
やりたいことがやれているようなイメージ。

1年後の状況【逆位置のカップのペイジ】
いきいきとできない感じ。
子供っぽい人に振り回されそうなイメージ。

アドバイス【逆位置のペンタクルの8】
コツコツと関係を築く努力を放棄しないように。
諦めないことが大事。


<私の伝え方>
今後、今よりも良くなりそうです!

過去に【逆位置の魔術師】というカードが出ててやりたいこともやれず、スタートしたいこともできず、現在もなんとなく動けない状況にあるかもしれません。

あなた自身それに悩んでる様子ですね。
上司の方から見ても、あなたが何か気にしていて
孤独のように見えるようです。

しかしながら、
半年後のカードを見てみますと、
【正位置の世界】という
自分の思い通りにできるカードが出ています。

ただ波もあるので、注意。
1年後のところに、子供っぽい人に振り回されると出ています。

ただし、タロットの未来は
「このままだとこうなるよ!」の未来ですので、
あなたの行動や言動で、変わる可能性は十分にあります。

そのためのアドバイスカードを引いてみました。

こつこつ関係を築くことと出ていますので、
一気に関係を改善しようとか、仲良くなろうとか、
思わなくっていいので、
少しずつ日常的に改善していくことを
頭の片隅に少し入れると良いでしょう。


<解説>
今回意識した点は3つ。

第一に、あえて大アルカナのカードを読み上げました。

2枚あったので、2枚とも読み上げたのですが、
これは過去と現在の状況という重要なところに出ていたというのと、
あと、大アルカナは漫画やアニメ、ゲーム、小説、映画などの影響で、小アルカナよりも知名度が高く、占ってる際のエンターテイメント性を出したいと思ったからです。
タロットを全く知らない人もいますが、上記の情報源からカードの名前だけでも知っている人だと、「あ!このカード知ってる!」っていうふうになります。
実際に以前何も解説してないのに「THE WORLDのカードですね!」と言われたことがあります。
この方は漫画のジョジョの影響でカードを知っていたそうです。
タロット占い自体を知らなくても、こういう形で知っている人はタロットは他の占いより意外と多いです。
ただし、小アルカナは逆にあんまり知名度ないかもですので、今回は省略してます。
知名度ないのに、長々と説明しても、「で?」ってなるので、エンターテイメント性ないです。
もちろん、聞かれたらお答えするといいとは思います。


第二に、読みの部分に入りますが、
上司の気持ちが明らかに悪く出ています。
けれども、これをそのままストレートにお伝えしてしまうと、
ネガティブな感情しか湧かないと思います。
ですので、言葉をマイルドにしました。

しかしながら、嘘をついてしまうのは
単なる上げ鑑定ですので、本来の意味を損なわない程度で、
でも、上司を悪者にしすぎないという感じにしたら良いと思います。

すごく言い方悪いかもですが、依頼者に非があることもあります。
ただ依頼者は占ってる時間は占い師が最大の味方になるべきなので、
基本的には力になり、悩んでることへの解決のみを模索すべきです。

ではどうするか?
両方悪者にせずにする、という感じでしょうか。

どんなカードにも、ネガティブ面とポジティブ面があります。
そのポジティブ面を必死に探していくイメージです。
そちらを最初にお伝えする感じ。
突っ込まれたら、ネガティブ面もお伝えする感じのイメージですが、
それはあくまでも問題解決につながるための
かなり言葉を選んだお伝えをした方がいいです。

個人的な意見ですが、
完全に誰かを悪者にするのは私はあまり好みません。
前にも書きましたが、依頼者の恋敵であっても、
一緒に悪口を言うのは占い師の職業倫理としていかがなものかと思います。




第三に、ストーリーの組み立て方です。

今回は、過去の状況、現在の状況はお話を聞いた通りなので、
現状に添いながら、そのままお伝えするとして、
半年後、1年後についてです。

半年後、1年後の状況が、極端に差が出ています。

このまま読むと、
「半年後はいいけど、1年後はイマイチです」と言うふうに読めるし、
初心者の方はこんな感じでまさに読むのですが、

「今後、今より良くなりそうです!」を先に持ってくることで、
お客様の「嬉しい!」を引き出すことができます。
実際に出たカードが【正位置の世界】なので、よくなる感じですよね。

で、そのあと過去・現在と「大変でしたね!」と寄り添う形にしてます。

そうなってくると、
お客様の共感を得やすいので、
このタイミングで、
「でも、1年後は要注意なことがあるかも!」との旨のメッセージが、効いてきます。

ちなみに【正位置の世界】は
「タロットで一番いいカード」と言うふうに呼ぶ人もいますが、
私はそうは思いません。

【正位置の世界】には「達成」「絶頂」「ここがピーク」の意味があり、
ここで終わってはいけない人にとっては、イマイチなのです。
例えば、今絶頂のタレント、は、ここから下り坂なわけで。
もちろん今後の展開次第で、復活することもありますが、
大アルカナの最後のカードですから、
「成功」の他に、「一度終わる」「フィナーレ」という意味があることをお忘れなく。


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