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2008.4.27 大阪府立体育会館大会 天山&飯塚 vs 真壁&矢野通 〜伝説的な友情と流血の裏切り〜

友情・努力・勝利

週刊少年ジャンプの有名なスローガンである「友情・努力・勝利」

この男の子のみならず女の子も胸をアツくさせるスローガンを体現するかのような展開が2008年に起こりました。

その名も「友情タッグ」

この頃の天山は、蝶野とのタッグを解消し、G.B.H(Great Bash Heel)というヒールユニットを立ち上げ、そしてその自ら立ち上げたユニットを、真壁らによってクーデター的に追い出され仲間がいない状態でした。

そんな誰も仲間がいない天山に手を差し述べたのは、ほぼ同世代である飯塚高史でした。

そして、徐々に天山も飯塚に心を開き「友情タッグ」を結成、そして勝利に向けて努力を再びはじめました。

おびただしい流血・ほぼ一方的な試合内容

そして天山は自らを追い出した真壁からIWGPヘビータッグのベルトを奪い返すべく、飯塚と友情タッグで挑みます。

観客は最強最凶ヒールタッグである真壁・矢野通コンビに、友情・努力・勝利が起こることを期待していたと思います。

最初はまさに友情を感じさせるように、飯塚は攻め込まれる天山に懸命にタッチの手を差し伸べたり、技をカットしに入ったりします。

しかし、徐々に天山だけがリングにいる時間が増え、額からも大量に流血をし、一方的にボコボコにされる時間が多くなります。

そして、天山は便りの友情パートナーの飯塚の元へ辿り着こうとすると、飯塚は、青コーナーポスト横からリングの外に降りてしまいます

そして、さらに天山は真壁と矢野通のラフ殺法のペースにボコボコにされ、体力は消耗していきます。

その時、ついに飯塚がリングがあがってきたのですが、

天山を強襲・・・・!

天山は体力だけでなく、友情も裏切られ、精神的にも力尽きてマットに沈みました。

友情・努力・勝利 → 裏切り・違法・敗北

ジャンプ漫画の如く、友情・努力・勝利を目指した天山でしたが、

飯塚に裏切られ

真壁と矢野通に椅子やロープなどの違法技に襲われ

そして敗北しました。

プロレス界でも今でも語り続けられている友情からの裏切りというドラマティックな展開な試合を今回はご紹介しました。

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