オカダカズチカと外道の解散について素人なりに考える
今回は試合紹介ではなく、時事ネタ考察モノという形で紹介したいと思います(色々試していきます)。
G1 28で起きたもう1つのサプライズ
今年のG1のサプライズはやはり棚橋の3年ぶりとなる復活優勝が大きいと思います。また飯伏が新日本の生え抜きではないのにも関わらずに、準優勝というのも大きな出来事ではあると思います。
しかし、もう1つサプライズがあったとするならば、オカダカズチカの「重大発表」です。
重大発表ときいて「オカダの引退」「オカダのWWE」「CHAOSの解散」などの大きいことを想像してしまったため、「外道とのコンビ解散」は小さく聞こえてしまったところはありますが、6年続いたものに終止符が打たれたという意味では大きなことだとおもいます。
そこで、この解散が示す意味を素人なりに少し深く考察したいと思います。
オカダカズチカのリング外でも独り立ち
オカダカズチカは、07年登竜門から新日本プロレスの道場へ入門し、12年に華々しくデビューをしました。
そして、デビューした時からマイクパフォーマンス役として外道がパートナーについてました。
若手選手や外国人選手に口の立つパートナーがマイクパフォーマンスを肩代わりをすることは、プロレスではよくありますが、オカダカズチカもその例のひとつでした。
「レヴェルが違う」「金の雨が降る」などのマイクパフォーマンスは外道が生み出した名ゼリフと言えると思いますし、外道の煽りがなければ、オカダカズチカもここまでのスターにならなかったかもしれません。
そんなオカダもついに30歳になりました。内藤からは「リングの上では一流だけど、リングの外での力が足りてない」というようなコメントもされるようになりました。
たしかにオカダカズチカは、リングでの試合は世界トップレベルであることは誰もが認めます。しかし、リング外での煽りは今回の「重大発表」と先に言ってしまい、結果的に「外道解散」を小さい感じにしてしまったことにわかるように、あまり上手ではありません。
世界レベルのトップレスラーになるには、試合だけでなくリングの外での盛り上げ力も重要であるため、オカダカズチカは、外道の手助けをいよいよ振り払い、独り立ちをして、その力を身につけようと決心したのだと思います。
次の棚橋戦までのオカダカズチカのリング外での発言や行動にはそのような目で注目したいと思います。
マッチメイカーとしての外道
以前から新日本プロレスのマッチメイクは外道と邪道がしていると噂されています。
そのため、外道は古巣で同門だったウルティモドラゴンの弟子であるオカダカズチカを担ぎ、そしてオカダのチームである「CHAOS」を担いでいると言われていました。
古くからの新日本プロレスファンは、亜流である外道と邪道のマッチメイクに批判的なコメントを寄せることも多く、ケニーオメガからも外道のCHAOS贔屓のマッチメイクに嫌気がさすというような暴露発言も話題になりました。
本当にマッチメイクを外道や邪道がしていたのか?本当に外道や邪道にそこまでの力があったのか?という点は闇の中ですが、1つはっきりしたことがあります。
オカダカズチカの時代、CHAOSの時代は一旦終わったということです。
オカダカズチカはV12を果たした後、ケニーオメガに負けました。今回のG1もそのリベンジをするためにオカダカズチカが勝つと思っていたら、決勝にすら登らずに、棚橋と飯伏がぶつかり、棚橋が優勝しました。CHAOSの選手は1人も出てきません。
そして、オカダカズチカと外道の解散。
もしかしたら、本当にこれまでは外道がマッチメイクを行なっていたのかもしれませんが、確実にオカダカズチカの敗北以降は流れが変わりました。
この解散は、もしかすると外道のマッチメイク時代の終わりも意味しているのかもしれません。
後半戦はマンネリ気味だと叩かれていた外道の元でのレインメーカー最強時代が終わり、時同じくして新日本プロレスの社長に敏腕のメイ社長が就任しました。
このG1から既に古参のファンでも予想が難しい展開が続いていますが、これからの新日本プロレスの動きにはますます目が離せません。
ポストメインメーカーの時代も、ますます金の雨が降る予感がします。