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専門的な知識は必要ない みんなに“120%の力が出せる場所”を 見つける仕事をしたい人募集

専門的な知識は必要ないんです。私たちが必要だと思うことは、人としてどう向き合うか。ひとりひとりが“120%の力が出せる場所”を一緒に見つけるのが私たちの仕事です。障がいのある人と一緒にいろんな分野の仕事をして、その中で自分が興味のある分野を見つけてもらえたらいいな

募集職種》

・高知県日高村地域おこし協力隊として募集

・活動期間は1年以上最長3年

・配置先は地方創生事業を主体として活動する「NPO法人日高わのわ会」

・障がい者の就労支援を行う

わのわ会_3

Q:今回募集する仕事内容を教えてください。
A:障がいのある人と一緒に仕事をして、その中で自分が興味のある分野を見つけてもらえたらいいな。

NPO法人日高わのわ会は、喫茶店・介護支援・託児サービス・商品開発など幅広い事業を行っています。今回募集しているのは、その中のひとつの“障がい者の就労支援”です。わのわ会が販売している商品のトマトソースやとまとみそに使うトマトの湯むきしたり、日高村役場にお弁当の配達したり、高齢者への配食サービスをしたり、幅広い事業の仕事を障がいのある方と一緒に行っているんです。

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最初は、障がいのある方とそういう仕事をしながら、一通りの業務を覚えてもらいます。いろんな業務をやっていく中で、もし、障がい者の就労支援以外の分野の仕事に興味が出てきたら、その分野で活動をしてもらえたらいいなと思っています。

例えば、加工の分野に興味があるなら、加工の営業や新商品開発をやったり、高齢者の介護の分野に興味があるなら、グループホームで働いたり。もちろん、障がいのある人の支援を続けたいと思ったら、福祉部の方で一緒に活動してください。

幅広くいろんな事業をしているわのわ会だからこそ、あなたの好きな分野を見つけることができると思います。

あと、来たからといって絶対ではないけど…NPO法人わのわ会の後継者になってほしいです。グループホームや障がい者の就労支援、喫茶などそれぞれの部署の部長がいるんですけど、もうすぐしたら退職する年齢になる人もいて。この活動をこれからも続けていくためには、次世代に繋げていくことがどうしても必要です。もし、働いてみていいなと思ったら、後継者になることも、考えてみてもらえたらうれしいですね。

Q:障がい者の就労支援とはなんですか?

A:やっぱり、やりたいことや自分にあっている仕事なら続けられるし、120%の力が出る。
そういう場所を一緒に見つけることが障がい者の就労支援です。

ひとことで言うと、ひとりひとり120%の力が出せる場所を一緒に見つけることです。

高校卒業の時点では経験が少ないから、自分に向いてる仕事って言われてもイメージが湧かないし、いきなり自分にあった仕事を見つけるのは難しいじゃないですか。

障がいを持っていない人は大学に進学していろんな経験を積んだり、いろんな仕事の紹介文章を読んだらある程度どんな仕事があるのかイメージが沸くと思います。でも、障がいのある方は大学まで進学することや、文章からイメージするということがなかなか難しい。だから、いろんな経験を積んで自分に合った仕事は何か見つけられるように支援することが必要なんです。

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何年かに卒業したけれど、今でも忘れられない子がいて。その子は、喫茶店で皿洗いの仕事を任せていたのに、何度注意しても手抜きをしていたり、遅刻してきてしまう子でした。最初は、ちょっと一般就労は難しいかもしれないと思っていたんですけど、ようよう話を聞いたら子どものお世話が好きだってところに辿り着いたんです。それからその子は資格も取って、一人暮らししながら保育園の補助員として働いています。今も休まずに楽しく仕事に行っているみたいです。やっぱり、やりたいことや自分にあっている仕事なら続けられるし、120%の力が出るんだなと再確認しました。その子にとってのそういう場所を見つける手助けができたんだと思うと、とても嬉しかったです。

Q:どんな人に合いそうですか?

A:障がいがあるとかないとか関係なく、同じ人だから、同等の立場で、同じ目線で、お互い成長していく喜びを感じていける人には、ぴったりな仕事だと思います。

長年、わのわ会は障がい者支援を行っているんですけど、社会福祉士などの“士”がつく人や専門的に勉強していた人は1人もいないんです。専門的な知識が全くなくても、いろんな障がいがある人を認めてあげれる、成長を一緒に喜べる、そんな人にきてほしいです。

障がい者支援を始めた当初は、障がい者の方と関わったことがない人ばっかり。

専門用語も全くわからないし知識がない手探り状態で、支援計画とかも立てて障がい者支援をしていましたね。それでも、人として向き合って、人としてこんな支援をやってあげたらいいよねっていうのを考えて活動していました。

そんな中、障がい者支援の講習会に参加することもあったんです。専門用語とかの説明をしてもらえるんですけど、『なんだ私たちがやってることと一緒じゃん!』って思うことがよくあって(笑)専門知識があるかないかはそこまで重要ではなくて、人としてどう向き合うか大切なんだなと思いました。

つまり、障がい者支援と言っても、特別難しいことをしているわけではないし、『指導してあげなければいけない』とは思わなくていいんです。障がいがあるとかないとか関係なく、同じ人だから、同等の立場で、同じ目線で、お互い成長していく喜びを感じていける人には、ぴったりな仕事だと思います。

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Q:NPO法人日高わのわ会の雰囲気を教えてください。

A:実は、みんなお母さん。子育てしながらでも働きやすい環境です。

実は、働いているみんなお母さん。だからこそ、子育てしながらでも働きやすい環境で、優しい雰囲気です。“できる人ができる時にできることをする”というのがわのわ会の基本的な姿勢。『参観日があるから…』『子どもが体調を崩してしまって…』という理由でも休みが取りやすい環境です。

お母さん同士だから、子育ての大変さも悩みも理解してくれる、先輩のお母さんがいるから相談に乗ってくれる、困った時は周りのみんなが必ず助けてくれると思います。

Q:この記事を読んでいる方に、メッセージをお願いします。

A:あなたのやりたいことを日高村で実現してみませんか?

うち(NPO法人日高わのわ会)だけではなく、日高村にはあなたのやりたいことを応援してくれる事業者さんが多いです。そういう得意なことがあるならここに活かしてくれないって感じで声をかけてくれる人がたくさんいます。だから、自分のやりたいことがある人にとったあら、実現していけるいい環境が整っています!

でも、『村や周りの人が助けてくれるだろう』ばかりではなく、3年後、卒業後のことは自分で考えていくことは必要です。受け入れる側の村と、きてくれるあなたは対等な立場で、自分で頑張らないといけない部分と助けてもらう部分はしっかりと線を引いて、自分たちで自立できるよう頑張ってください。そうやって、頑張っている人のことは、やっぱり、応援してくれる人も助けてくれる人もたくさんいます。


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