【2023年、半年間のスパ関による壁打ちワークショップでの振り返り】トマト農家として新規就農した協力隊の話。
2023年7月から高知県日高村で始まった「スーパー関係人口創出メンター制度(通称:スパ関制度)」とは、地域課題解決に必要な 「ナレッジ」や「スキル」や「つながり」を持つ県外在住のプロフェッショナルな方に関わってもらい、地域おこし協力隊の事業を支援してもらう仕組み。
その仕組みを利用して学びを促進する『実践型・ワークショップ会』をスタートしました。
第1回のスパカン制度のメンターは2人。AWS(アマゾンウェブサービス)のユーザーコミュニティを立上げられたコミュニティーマーケティングのプロ小島英揮さんと、国内外の広告企業で国内外のブランド強化をされていたファン作りのプロの原智彦さんです。高知県日高村の協力隊含む10名が参加し、自分自身の事業に、真剣に向きあいました。
スパ関制度に参加をした地域おこし協力隊の学びや、感想を紹介していくシリーズ。4人目はトマト農家として新規就農した國森友基さんです。
1.自己紹介(自分の事業について)
國森友基と申します。
2022年4月に地域おこし協力隊として移住してきました。ミッションは
日高村の特産品であるシュガートマトの栽培、独立就農、定住です。移住して半年ほど経った時にハウスのご縁があり、ハウス取得へ向けた準備を進め、2023年5月に独立就農しました。
現在は「ひだか村 國森農園」としてシュガートマトを多くの人に食べてもらうためイベント等の出展を積極的に行いながら、日々栽培活動に励んでいます。
2.事業の悩み
収穫したフルーツトマトはJAへ出荷している農家さんが大半です。
より良いものを作るために限られた時間を栽培に費やしたい反面、より多くの人に知ってもらうための活動やファンを増やす為の活動はどうしても後手に回ってしまっているのが現状だと感じています。
今後、この産地が継続してフルーツトマトの栽培を行っていけるように、自分自身も安定した経営が出来るように、この産地で作るフルーツトマトの価値を上げていきたいです。
自分たちが活動することで、少しでも産地のこれからに繋がればという想いから、作ること以外にもしっかりアンテナを張って、自分自身の考え方の幅を広げていきたいと思っています。
3.メンター実践編で学び/気付き
ファンを増やすことはどういうことか。漠然としていた自分の課題に対して、解決していくためのプロセス、考え方を学びました。また一緒に受講したメンバーの悩みや課題を共有し、自分の事業に置き換えて考えることで新しい発見があり、また新しい気づきが生まれる日々で、充実した学びだったと思います。
自分が考えている事業に「面白い」はあるか?視点転換を行ってさまざまな角度から事業を見つめ直すことが大切だということと、6W2Hを活用し、自分の考えている事業を可視化して、動くべき道筋を確認する作業も大切だということを学びました。
4.それによって、自分の次の一歩は何?
妄想新聞で考えた自分の事業を、6W2Hをもとに可視化してやるべき道筋を見つけていくことです。
5.感想
他業種の方と話す機会がなかったので、それぞれの事業や悩みを共有することがとても貴重な時間でした。
これからは、ここで得たものを自分の事業で活用し実践していくことで、もっと成長していきたいです。また、定期的に行われる「もくもく会」で皆さんと高め合ってそれぞれの事業が発展していけば何よりです。