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歳を重ねると性別が「おばさん」に? 〜いくつになっても「かわいい」を心に〜

若い女性だけが「花」という世間の扱い

集合写真を撮るとき。
「はい、女性は前に来て」
と言われるのはわりとありますよね。

先日もね、ある有名な男性が
「はい、若い女子は前のほうへ」
と言うので、
「あぁ、またか」
「しかも年齢制限かーい」と
真面目に後ろにいたら、別の男性に、
「あ、どうぞ前へ」と言っていただいたのです。
でも、「あ、いえ若くないのでこちらで」
と、にっこり断っちゃった。

つい咄嗟に拗ねちゃったんですよね(笑)。
まるで、「女を卒業して『おばさん』のカテゴリに
入らなきゃいけないような仕打ちだなと。
性別「女」じゃなくなっちゃうような気持ちになるのです。


こんにちは。
あまり年齢を考えずに、
あまり常識に囚われずに、
生きてきたfukkoでございます。

でも、私は、別に、神経が図太くて
フリーダムに生きてきたわけではないんです。

小さいころから
「私は、私でいたい」と
強く、切に、願って生きてきただけです。

人と違う。変わってる。
そう言われて傷ついていたこともあります。

だけど、そうして生きてきたから
おそらく、いまの私があるし
シワができても、白髪になっても
私のパートナーは、私を「かわいい」と言ってくれます。

そこには理由もあるので、
いつまでも「かわいい」とパートナーに言われたい人
最後まで読んでね。

女には「かわいい」という言葉が必要だ

正直、私は、
「女は『かわいい』と言われてかわいくなる生き物」
であると思っています。

そして、女である私たち自身も
「かわいげ」を忘れちゃダメなのです。

恥じらいとか、謙虚さとか、素直に謝るとか、
「本当は寂しいから怒ってたんだ」と認めるとか
そういう「かわいげ」を。

冒頭の集合写真撮影のようなやりとり
「女は若い間だけ価値がある」みたいな経験を
すればするほど、中高年の女子たちは
かわいくなくなっちゃいますよ。

こんなこと繰り返してたら
女は、みんな拗ねますよ。

そりゃ、絵面として
若くてきれいな子が前に出るべきだし
若いほうがどう見てもきれいですよ、もちろん。

でも、言わなくていいよ。年齢は。
……と思いませんか?

私の娘たちなんて、そりゃもうどれだけきれいか。
娘3人を育ててきた母親としては、
とっくの昔に現実を突きつけられているから
若いほうがべらぼうに美しいことはわかってるの。
そんなことは、重々承知してるのです。

張り合う気さえ起こりませんよ(笑)。
勝負にならないもの。
だから、私は、美魔女になろうとも思わない。
美容について、努力家じゃないし。

でも、私たち女は、
子どもができたら「母親仮面」をつけさせられ
なんかグループの中に若い女子もいたら
そっちは「かわいさ担当」として扱われ
こちらは「責任あるオトナ」や「ビッグママ」として扱われ
「かわいい自分」を周囲から封印され
自分自身も封印していってしまう。

だけど、どんな女性のなかにも
「女子」がいるもんです。

「かわいい一面」はあるんです。

なのに、オトナっぽくならないとダメですかね?
「おばさんらしく」ならんとダメなんですかね?

男性のかわいさは、世間に受け入れられがちで
女性は年齢と共に「控え」にされちゃうんですかね。

同性には、
「それで本当にいいのかい?」と問いたい。

男性には、
「だから女がかわいさ失うんだ」と言いたい。

みんな本当はいつまでも
「女の子」を卒業なんてしたくなかった
……ってことない?

中年女性応援ソングを作っちゃう

そんな諸々の複雑な思いを込めた
歌を作ってみたいのです。

おばさんになりたくて
おばさんになってるんじやないし
かわいがってくれるメンズがいれば
女はもっとかわいくなるもんだと思うのです。

たくましいのも、かわいいのも
年齢問わずみんなに備わった一面です。

若くて、童顔で、華奢な女子にも
たくましい一面はあります。

どっからどう見ても
落ち着いたビッグママにも、
かわいらしい一面はあります。

人は、多面体。

男性もそろそろ、そこに気づいてほしい。

いつまで「女子」って言ってんの?という呪いの言葉

よく「いつまで『女子会』とか言ってんの?」
なんて話が出ますよね。

昔は、私も、30代でも
女子って言うのはおかしいって思ってました。

10歳ぐらい年上の女性たちに
よく「しっかりしなさい」と言われてたし。

私が20代のころなんて
「本気で仕事して生きていくなら、髪の毛をショートにしなさい」
って言われてた時代。

昭和ですよね〜(汗)。
きっと、戦ってきた世代なんだろうと思う。
昭和25〜35年あたりにに生まれた
先輩ワーキングウーマンたち。

働く意志を表現するのに
髪の毛を切らなくてもいい時代になった。

そして、
若づくりしようと思ったら
そこそこできるような時代になった。

それでも、みんなある程度の年齢になると
「おばさん」の括りに自ら入ることが
人の道みたいな風潮がある。

「おばさん」になりたい人は、なればいい。
でも、「かわいい」を脱ぎ捨てなくていいんじゃないの?
と個人的には思うのです。

「女子」でいいんじゃない? 女子で。

それぞれの本当になりたかった自分に
なっちゃえば、それでいいんじゃないの?と思うのです。

私は、55歳の今でも、44歳の夫に
「かわいい」を、毎日、言ってもらっています。

「あら、そう! 
 よかったわね、かわいいって言われて! o(*`ω´*)o」
と思った、そこのあなた。

言わせてるんです、私。

「かわいい」って言われたい人間なので
彼には、
「花にお水をあげるみたいに
 私に『かわいいよ』と毎日言ってくれないと
 すぐに老けてくるからね!」

と、わりと最初の方に伝えてありました。

かわいいと思ってくれてるうちに
「それ、ずっと言っててね」って
約束を取りつけていたんですね〜。

言ってもらってたら、だんだん
こちらも、「ありがとう」と受け取れるようになるし
彼も、当たり前のように言ってくれるようになる。

いい循環です。

そうやって、甘えてしまいましょうよ、
女性のみなさん。

「かわいい」をもらって
かわいいを、自分の中に落とし込んで
やるべきことはしっかりとやる。

「かわいい」を失わないために
私は、周囲を巻き込んでいるのです(笑)。

外見の美しさには限界があるけれど
心持ちは、自分次第。

年齢と共に「かわいい」をあきらめるより
むしろ、育んでいきませんか?
あきらめてた人、まだ間に合います!

好きなことをして、
やりたかったことをやって、
自分に「今日もかわいいね」と言うだけで
その循環は、始まりますよ〜

かわいい中高年を増やしたいので
絶対に、この思いを歌にするぞ〜!

年齢関係なく
いつまでも楽しいことを思いついたら
それを形にしていく。

そんな生き方をするのみです。

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