何度自分を癒してもぶり返す「落ち込み」に効くのはセラピーではない
20年前にセラピストをしていて、その前から人生に置いて永遠に「相談」を受け続けている、fukkoです。
長年やってきたのはインタビュアー。普通にインタビューしても相手に「オフレコで」と相談を受けるほど。セラピスト、占い師、なにをやっても結局、大きな問題を相談されます。
本当に「自死」したい方を電話やメールでサポートすることまでしてきたので、ほとんどある意味、「相談に乗る」ことはライフワークかもしれません。
公私にわたって、これだけ相談を受けてきたのに、私自身は、人に相談をしたことがほとんどありません。話を聞いてもらったことは何度もあるけれど。そして、仕事で「体験取材」で、たくさんのセラピーやワークを受けた挙句、結局、自分もセラピストになったのが33歳のころ。
無自覚な人を含み、たくさんのアダルトチルドレンさんたちと接してきて、そして、自分自身がたくさんの心の玉ねぎの皮むきをしてきて、わかったことがありますのでお伝えします。
①原因がわからないしんどさが続く
②実は、親子関係などが原因だと気づく
③小さいころの自分を癒さなければと気づく
④いろいろな思い込み(ビリーフとかブロックとか)を手放す
⑤「手放さなければならない!」に囚われる
⑥新たなセラピーを見つけて受けてみる
⑦大きく変化を感じたので自分もそのセラピストになる
⑧でも、結局、もやもやを繰り返している
多くの人が、今、この5〜8のあたりを
うろうろされていらっしゃるようです。
もしくは、そのなかで、
自分の心を救ってくれそうな
新たなスピリチュアリストに出会って、
その人の動画や言葉を人に勧めたり広めたりしておられる
……そんな印象です。
でもでも、それって
「信じるものを変えた」だけ……ではないでしょうか。
これまでは「世間の常識」を信じてきた。
これからは「スピリチュアル」を信じる。
それで、本当に心は落ち着きましたか?
結局、自分の人生は「自分次第」
スピリチュアルがダメだと言いたいわけではないんです。
何度も書いてきましたが、私にとっては
「見えない世界」は当たり前。
盲信することすらないぐらい当たり前だから、
スピリチュアルリーダーたちに特別に驚くことも
盲信することもないのです。
それはさておき。
なにかを信じていても
だれかに救いを求めても
結局、また元の状態に戻る。
これを繰り返さないためには、
「人が語るなにか」を「外」から取り入れることをやめて
「自分の声を聴く」ことしかありません。
簡単でしょう?
自分の内側と繋がるだけなんですから。
お金もかからないし、だれにも迷惑をかけない。
自分が「やる」と決めればいいだけ。
こんなシンプルなことだと儲からない。
だから、広まっていないだけなんです。
そして、多くの人にとっては
むしろ、これが難しいのだそうです。
私には、それが共感できません。
「自分の声を聴く」のが難しい……とみなさんおっしゃいます。
正直言って、「え。なんで?」と思うのです。
たとえば、
「今日、なんかもやもやしてるなぁ。
あの人にイケズなこと言われたからかなぁ。
いや、違う。
私が、●●さんに余計なことを言ってしまったからだ」
と気づいたり、
「なんか最近、ずっと不快だなぁ。
娘がこんな問題を起こしたからだろうか。
ごみ出ししたときに、隣の人にあんなことを
言われたのが引っかかってるんだろうか。
いや、違う。
最近、大好きな夫が、絵のことに夢中で
あんまり私に構ってくれないから寂しいんだ」
なんてなんて気づいたりすることなんですが、
多くの人は、
●あの人が悪いんだ!
もしくは
○どうせ私がダメなんだ……
と、白か黒か、他責か自責の二者択一で思考を止めてしまいます。
あの人が悪いのでもなければ
自分が悪いのでもないことが
世の中にはたくさんあります。
なのに、なぜ、そんなに早く
結論づけてしまうのでしょうか。
それこそ、日本の教育システムの歪さです。
「速く、答える」ことこそが正義だからなのです。
私たちは「考えなさい」「速く」と
言われて育ってきています。
だから、速く結論づけてしまう。
だから、思考が浅い。
もっと複雑で簡単ではない理由がたくさん
融合したうえで、起こった出来事なのに
悪者を安易に決定する。ジャッジする。
まるで、戦隊モノのヒーローのように。
(あれは娯楽としては大好きですが悪影響ありますよね)
でも、だいたいが
「どっちも悪くて、どっちもそれぞれの正義のために動いている」
という状況だったりする。
それぞれに見ている景色は違うのに
安易に結論づけるから「非難」「批判」が生まれる。
その結果、SNSや職場のだれかを
批判し責めていなければ気が治らないような
辛い心の状態を持続することになってしまう。
でも、それでいいの?と思うのです。
「心の根」の張り方を知り
この世は本当は安全だと思い出し
毎日、しっかり心の軸を立てて
ときどき、メンテナンスして
滞りを流していけば、みんな本当は
すごく無邪気でかわいい自分を取り戻せます。
その状態になれば
ジミニー・クリケットのような「良心」の声が
しっかりと耳に届くようになります。
本当に悪いのは、あの人でもないし
あなたは「ダメな人」でもない。
悪いのが「あの人」か「自分」か。
どちらかだと思っている間は、
本当の意味で、心が救われることはありません。
善悪がいかにごちゃごちゃに混在していて
光が極まれば闇となり、
闇が極まれば光となることを体感すれば
安易に「人を裁く」こともなくなるはずです。
神様も、仏様も、他所にいるのではなく
「自分」の中にいる。
そこに気づいた人から
どんどん、自分の声を聞いていくだけ。
「青い鳥」に示されるように
スキマスイッチの「ボクノート」で言っているように
探してたものは、だいたい、目の前にあると思うのです。
セラピーとは心の大掃除。日常ではセルフメンテナンスを
新たなセラピストさんがこの数年増えていますが
セラピーというのは、本来は
大掃除の時、メンテナンスなどにお願いするもの。
病状も含めて、その人の健康状態は
その人の「思考のクセ」や「行動パターン」で
生まれてくるものだから。
セラピーにできるのは「応急処置」。
対症療法に過ぎません。
根本的な治癒は、自分にかかっています。
だれかに委ねている限り、また同じ心身の状態を
繰り返してしまいます。
セラピーをきっかけになにか変わったと
感じたならば、その状態を持続することは
「自分自身」にしかできません。
自分の心身を人に委ねず
自分で「自分の人生を生きます」と決意し
自分に責任を持つ。
そのうえ、本来の自分と
丁寧に、時間をかけて向き合うこと。
それを、「魂」は望んでいます。
子どもではないなにか
自分ではないなにか
を演じてなりきって生きてきた人。
それが、アラフィフ以上の人の多くの姿です。
ゆえに、今こそ、自分を取り戻すタイミング。
子どものころの心を取り戻せばいい。
そして、やりたいことをどんどん
可能な限りやっていけばいい。
少しずつ願いを叶えてあげることで
本当の自分の願いが、芋づる式に出てきます。
そして、呼吸法をして心身を整える。
日々に感謝する。
そうこうしている間に、自分の周りには
本当に自分と合う人だけが残っていきます。
あ、もちろん人生に必要な「修行」のために
不快な気持ちを与えてくる人とは
出会う仕組みになっています。
クリアしていけば、厄介な敵は減ります。
どんどん減ります。
ステージが上がれば
苦労がなくなるのではなく
厄介な人は減っていきます。
「今、必要な修行」の人しか
出会わなくなっていくけれど
修行が完全に「0」になるわけではないよ。
でも、ずっと文句を言ったり、批判してたり
というステージを脱することができて
自分の選択に責任を持てる様になれば
絶対に、今より楽しい人生が待っています。
それだけは保証しますよ( ´ ▽ ` )ノ
実際、私が今、本当にハッピーだから♪
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