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裏工作パルキアのサポート構成について

※本記事は投げ銭方式となっております。全文無料で読めます。

パルキアV=サポートの自由枠

現在パルキアデッキの主流であるカイ多投型のサポート枠は一般的に8枠です。
またその8枠のうち、6枠はほぼ固定されており、
「カイ3、メロン1、ボスの指令1、ツツジ1」であることが多いです。
今回は残りの2枠の部分について、候補カードそれぞれのメリットデメリットについて整理したいと思います。

候補となるサポート8種

残りの2枠の部分に採用されているサポートは現在主に8種あります。
8種のカードは大きく自分の動きを通すカードメタカードその両方の役割を持つカードの3つに分けることができると考えています。

自分の動きを通すカード(3種)

1.カイ(4枚目)

パルキアデッキにおける最強のサポート。全ての動きの中心にこのカードがあると言っても過言ではありません。
海外では4投する構築が多く、日本でも4投されるケースが増えてきたように思います。
・メリット
序盤中盤終盤いつでも強い
・デメリット
4投は過剰?

2.キバナ

裏工作デッキのお約束。インテレオンやかがやくゲッコウガがわざを使いやすくなります。
裏工作パルキアはエネ管理がとてもシビアなため、一枚あると楽になる場面は多いです。
特定の場面でしか使えない点がデメリットです。
・メリット
非ルールのアタッカーが技を使いやすくなる、エネ管理が楽に
・デメリット
初動にならない、特定の場面でしか効力を発揮しない

3.メロン(2枚目)

キバナと同じくエネ管理を楽にする一枚。エネ管理に重点を置く方はキバナかメロンの2枚目を採用しているケースが見られます。
キバナと異なり初動にもなる代わりに、非ルールのアタッカーには使えない点をどう見るか。
・メリット
エネ管理が楽に、(一応)初動にもなる
・デメリット
非ルールのアタッカーに使えない

メタカード(4種)

4.セイボリー

現環境のメタカード代表。特にミラーで強力に働き、腐っても3ドローになるのも便利。
一方で対面によってはクロバットVなどを消されてしまう点、また意識外から使うからこそより強いというジレンマを抱えたカードでもあります。
・メリット
ミラーで刺さる、(一応)初動にもなる
・デメリット
対面によっては使いづらい、流行るとケアされる

5.ルリナ

上記のセイボリーに対するメタ。リソース管理を楽にしてくれます。
また、終盤にトラッシュのインテレオンを再利用しスイッチャーで勝負を決めるといった使い方も。
比較対象がふつうのつりざおになることもあり、サポート枠としてのみ考えるのは少し難しいところもあります。
・メリット
メタのメタ、リソース管理が楽に
・デメリット
初動にならない、あくまでもメタのメタ

6.ダンデ

WCS2022ジュニア決勝での活躍が印象深いですね。特にミラーやベンチを絞ってくる相手に対して強く、この一枚で勝負が決まることもあります。
・メリット
ミラーなどに強力、決定力がある
・デメリット
役立つ場面が比較的少ない、初動にならない

7.モミ

スターポータルとの噛み合いがいい一枚。ミラーや非ルール対面など、Vstarがワンパンされない対面では相手を問わず強力です。
一方でVstarをワンパンしてくる対面では腐る点、使用難度が高い点がデメリットか。
・メリット
Vstarがワンパンされない対面全てで強力
・デメリット
使用難度が高い、初動にならない

二つの役割を持つカード(1種)

8.マリィ

かがやくゲッコウガのかくしふだやロストギミックで手札を抱えるデッキが増えており、それらに対するメタとして、最近採用が増えています。
一方で採用しない理由として、自分の事故にも繋がるという意見がよく見られます。
・メリット
環境に対するメタ、初動になる
・デメリット
自分の事故に繋がる可能性がある

筆者の構築

上記を踏まえて、筆者が使っていたのが以下の構成です。

2枠=カイ(4枚目)とマリィ

ロストアビス環境初期はマリィの枠にキバナを採用していましたが、現環境への通りがいい点と、メタとしてだけではなく初動としての役割も兼ねているマリィに変更しました。
カイの4枚目については強いカードは4枚入れろ!という考えからです。
そもそもこのデッキにおいて裏工作でカイを持ってくるという動き自体が弱く、カイで足りないものを裏工作で持ってくることを意識しました。
序盤中盤終盤いつ引いても強いカードを減らす理由は見つかりませんでした。

採用しなかったカードが弱かったという訳ではなく、「100戦したら、キバナのおかげで勝つ試合<マリィのおかげで勝つ試合になる」と考えたということです。そりゃ全部採用したい
筆者が特定の場面で強力に働くメタカードより、どの対面でも腐らないカードを好むことも大きいです。

まとめ

この記事で言いたかったことは、
「カードのメリットデメリットを認識し、より多くの試合で勝てるように採用することが大切」ということです。これはサポート以外のカードにも当てはまります。
当然正解はありません。その時の環境やプレイスタイル、熟練度や好みによっても採用カードは変わります。
また今回は単純化のためにサポート枠のみを考えていますが、実際はサポート以外のカードとの兼ね合いも考える必要があります。
「60枚じゃ収まらない!」というのがポケカプレイヤーの口癖となりつつありますが、こうして悩んでる時も楽しいですよね。

本記事が皆様の参考になれば嬉しいです。では!

おまけ

1.採用候補が多いことの強み

本記事を読んでいただければ分かる様に、裏工作パルキアのサポート枠の候補はとても多いです。そしてそれ自体がデッキの強みであると言えます。
セイボリーをケアすればベンチを広げられない、ダンデをケアすれば次のアタッカーを用意しないといけない…。見えてないカードをケアさせること自体が強いです。
そういう意味では採用候補が多いことがデッキの強みの一つでもあります。
これは裏工作のおかげで必要なサポートを必要なタイミングで使用できるデッキだからこそだとも言えるかもしれません。

2.参考文献

デッキ構築全般について、ハッとさせられたnoteを置いておきます。
行動経済学の観点からデッキ構築を考えた記事です。
MtGの記事ですが、どのカードゲームにとっても共通する内容だと思いますので是非!(筆者もMtGについては全く知りません)

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