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旅と仕事


以前、旅人は優秀か?という話題になって知人とお酒を飲みながら盛り上がったことがある

完全なる主観に基づく偏見だが、旅人は9割が社会不適合者でヒッピー気質で残り1割くらいが超絶優秀なんじゃないかと思う(仕事ができる人を優秀という意味で言っている)

知り合いの旅人(旅が大好きで暇さえあれば旅している人)で億万長者もいれば、「え、大丈夫?」と思うほどいい歳してその日暮らしの人もいる
(そういう意味で私は旅人になりきれていないのかもしれない)

旅人は臨機応変さや危機察知能力やなんとかする能力がある一方でかなり気分屋でマイペースでストレスを嫌う傾向がある

集団行動を嫌うため、人として魅力的で一緒にお酒を飲みたいと思う旅人はたくさんいるが、一緒に仕事をしたいと思う旅人はほとんどいない

また自分自身もう半年以上旅を続けてみて、今は「もっと自分を追い込みたい」欲求に駆られる瞬間が増えてきた

旅をしていると背伸びする瞬間が少なくなる

仕事をしていたり、何かの目標を持っていると私の場合、常に背伸びをする
身の丈に合わない目標を設定すると、「こんなのどうやって達成するんだ?」という悩みに押しつぶされそうになり、そんな状況を満喫しつつ、問題解決していくプロセスを楽しむ

ところが目標というのは旅とは対極的にあると思う

目標を設定した瞬間に逆算思考が始まるが
旅は逆算なんてせずに気の向くままに、流れや出会いを大切にして、自分と向き合う

目標と旅は全く真逆の特徴がある

だからこそ旅を続けていると背伸びをする瞬間がほとんどなくなる

確かにいろんなトラブルが起きて、これどうしよう!?と頭を捻らせて瞬時に解決策を絞り出すことや、この人は信用できる人なのか?を見極めたり、治安の悪いところなんていくと、どんなリスクがあるのか?を想定しまくる力はつくものの

目標からこのままじゃうまくいかない、、こんなことをやってみよう!と寝る間も惜しんで動き続けるみたいなことがない

元々大学を卒業して死に物狂いで働いてきた経験があるからか、旅だけだと1ヶ月で飽きがきて、何かチャレンジしたい!となった

元々ほとんど仕事をせずに旅をしていたが、チャレンジしたすぎて、仕事を意図的に増やした

今は仕事をある程度やりながら旅をしているが
やはり旅と仕事の同時並行はどちらも中途半端になっている感じがする

おもっきり仕事する期間を経て思いっきり旅する期間に移り、そしてまた思いっきり仕事をするという切り替えをするライフスタイルの方が自分にぴったりくるなぁと思う

旅は旅で日頃考えないことを考えるし、美しいものを見ると癒されて心が豊かになるし、日頃会わない人と会話して世界が広がる

一方仕事ばかりしていても心が擦り減り、視野が狭くなり、効率と結果に囚われるような感覚を以前持ったことがあり、私にとっては旅は人生に必要不可欠な要素であることは確かだ

1年間旅を楽しむと決めていて来年4月までは世界一周をとことん満喫しようと思うが

帰国後は仕事する!⇔旅する!を期間決めて繰り返すようにしたいなと考えている


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