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初心者の読書感想文チャレンジ

〈はじめに〉

こんにちは。「生きる狂犬」です。

私は、これまでの人生、「本を読む」という事を、あまりしてきませんでした。
理由は、「生きていくのに精一杯で、じっくり本と向き合う時間が取れなかったから」です。
そんな私ですが、心の底には「もっと本を読みたい」という想いがありました。
大きな理由は「本を読める人って、なんとなくカッコイイから」です。
例えば、喫茶店で難しそうな本をめくっていたり、旅先の乗客の少ない電車の中で、ちょっとした小説らしきものをながめている人達って、なんだか知的に見えませんか?
特に、スマホ全盛の現在、よりカッコ良さが増している感じがするのは、私だけでしょうか?

そんな状態なので、本の構成がどうとか、展開がどうとか、演出がどうとか、難しい事は一切分かりません。
ですので、あくまでも、「初心者の読書感想文」として受け取ってください。

よろしくお願いします。

〈序文〉

1冊目に選んだ本は、三浦しをんの「船を編む」です。
2012年に本屋大賞を受賞したらしいです。

この本との出逢いは、2〜3週間前に、たまたま古本屋の目立つ所に、文庫本が450円で売られており、直感的に、「面白そう」「これなら読み切れそう」と思い、手に取った事です。
そして、ちゃんと読了出来ました。

〈感想〉

まず第一に感じた事は、「読みやすい!」です。特に序盤は、すらすらと進みました。おかげで、すぐに物語の世界に没入出来ました。

辞書をつくっていく話なのですが、これがマニアックで面白かった。
登場人物達も、どこかそれぞれ弱い部分を持っており、それが愛嬌があって好感が持てました。
今の世の中では、仕事に対する価値観も随分変わっているように思います。ですが、仕事に懸ける情熱みたいなものは、率直に格好良いし、それは捨ててしまうにはもったいないのではないかと、あらためて考えさせられました。
そうだとすると、主人公の成長物語の側面もあるかもしれません。

気になった点は、恋愛の話が何ヶ所かあったのですが、「少しご都合主義では」と感じた所です。

全体を通して、なんだか柔らかくて、ちょっとコミカルで、楽しい作品でした。

5段階評価で
●読みやすさ 5点
●熱中度   3点
●ほっこり度 4点
と、身勝手につけてみました。

追記として、私は、もう少し純文学系(?)の小説が好きなのかもしれません。

以上です。
ありがとうございました。

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