0117 孤独だね
「あ、この感じ知ってる前にもあった」
心の中で呟いた。苦しいとかどうしようもないとかそういう在り来りなやつ含め、これはきっと、自分だけがまた幸せになるチャンスを逃したことによるただの妬みと嫌悪感だ。こんなことになるなんてあの時は思ってなかったし、まあそれはお互い様だろうけど、「人と人だ 難しいから そりゃわかるけど」と時速36kmも歌っている。上手く消化したい。
この前書いた時速36kmのライブを見に行ってきた。久しぶりにライブハウスで泣いた。苦しさが涙になって零れた。彼らの言葉はとびきりの優しさと少しの脆さの間にちゃんと光がある。夜空は曇っているのに隙間から月明かりは流れている感じ。(伝わる?)苦しくなるくらい好きだ。それに加えて苦しさを撫でるようなメロディラインなのでずるい。
私の涙も力強く握った拳も全部意味のあるものだ、無駄な感情なんてきっとない。音楽は憎いほど素晴らしいものだ。それがなんだか悔しくてまた泣きそうにもなる。だけど絶対に素晴らしい。
私は人間と関わるときに一線を引いてしまうので、なかなか深い関係にはならない。そうやってまた孤独を実感して悲しくなる。1人になりたいのに誰かといたくて、どうしようもないのにわかってほしくて、期待してないのによく思われたくて、私という人間はとってもめんどくさい。自分でも嫌になる。好かれそうになったら避けてしまうし、好きになりそうになったら何とか気持ちにブレーキをかける。こうしていろんな機会をダメにしてきた。やっぱり自分と向き合えていないからなのか、傷つけないようにしたつもりでも結局守っていたのは自分自身で、今になって心が毒されている感じがする。苦しくなってきちゃった、おわり
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