いきいきにっき S&B赤缶ありがとう
いきいきうんちです。
カレー粉がなくなりました。
エスビーの赤いカレー粉缶です。
スーパーとかでだいたいほどほどにちょこんとしたやつが売っていますよね。
私が買ったのは業務スーパーでそれのおよそ10倍以上はゆうにありそうなでかいやつです。
前はそこらのスーパーで売っているちょこんとしたやつを買っていたのですが、すぐになくなってしまっていたので、でかいのを探しにウキウキで業スーに向かったのをおぼえています。
まぁ一斗缶みたいなバケモノみたいなサイズは置いといて、それよりはぜんぜん小さな、でもやっぱりでかいやつを手にしました。
いうてそこらのスーパーの小さいのすぐ消費してたしこれもそこまでかからずになくなるだろうな、とぼんやり考えていました。
これがいまの生活拠点に移ったあたりくらいのことです。
そこからなんと早いもので三、四年ほどが経ったつい先日、彼との関係もとうとう終わりを迎えました。
缶が空きました。
さ、三、四年!?
私がこの部屋に移った直後くらいからずっとこの缶と暮らしていたのか…。
エスビーのこの赤缶、ベーシックなカレー粉としてかなりのシェアと親しみをもたれているものであると思っています。
しかしながらこのカレー粉、あまりにもエスビーの赤缶!とそれとわかるようななかなかの独特の香りと味がすると思っています。いやクセとかではなく。
何に入れてもたちまちエスビー赤缶カレー粉風味に染め上げるパワーをもっています。
この特性には助けられたときもあれば目論見をハズされたときもありました。
いろいろと既にできている料理の味変としてカレーの風味付けとしてつかうときは「おほっ、コレコレ」となるのですが、なんかフツーにカレーをコレでつくろうとするとわりと難しいんですよね。
まぁカレーのキモのスパイスをこれにする時点でこれ以外の香りは着かないのはあたりまえなので、その時々に求めるカレー像を変えてしまうと「なんかちがう」となります。
私はそれでも「こんなカレーがたべたいなあ」と思いつつ食べに行くのもなんかなあってときにこのカレー粉でカレーをつくり「なんか違うなあ」を不定期的に繰り返していました。
じゃあ食べに行ったりルウとか買えばいいじゃん!と思うのですが、違うんですよ。
自分はそうやってカレーつくって遊んでたんですよ。
なんかこのエスビーの赤缶にこんな油やこんな具の出汁やこんな調味料入れれば、いま求めてる味に近づくか?とかやって遊んでたんですよ。
そうやって遊んでたのしいようなやつでもあるんです、このエスビーの赤缶ってやつは。
独身男性はひとりで食べるメシをつくるとき、時間があればそうやって遊ぶときがあるんですよ。
大失敗しても食べるの自分ですし。
大失敗してもカレー粉と水と塩気足しときゃほとんどこいつで埋まるんですよ。
まぁそんな感じでいっしょにたまに遊んで暮らしてたらなんやかんやでこの缶が三、四年我が家に鎮座し続けていたんですねぇ。
そんな彼の最期は料理ともいえないもののカレー風味着けでした。
あえて名前を付けるなら「鶏むね味噌カレー牛乳おじや」
いや青森の文化に味噌カレー牛乳ラーメンってのがあるしこれはわりとちゃんとしたものかもしれない。
味はけっこうおいしくできました。
そんな青森の郷土料理として華々しく散った赤缶くん。
中身のなくなった缶はどこか寂しげ。
まぁカレー粉はふとしたときにちょくちょく使うのでむかしの缶はさっさとおさらばしてまた新しいカレー粉を買いますよ。
やっぱり新しいのは香りや鮮度がちがうのかな。なんか時間経って悪くなった印象なかったですけども。
なにかとスパイスなりハーブなり謎調味料なりがキッチンに増えがちな独身男性諸氏におかれましては、ここらでひとつ、遊べてたのしくなにかと頼りになるひとつの相棒と生活を共にしてみてはいかがかしら。
こういうとなかなか魅力的な人物像だなエスビーの赤缶カレー粉。
でかいカレー粉缶を買いにAmazonいくのもいいですけど、君も業スーに走って余計な他のクソデカ調味料も見てワクワクしよう!
ふんどしいっちょのカレーライフをはじめよう!
キッチンのインテリアになってるしゃらくせえスパイスなんて捨てろ!
夏だ!カレーをつくれ!冬でもつくれ!
私はまぁべつにそんな勢いでカレーと向き合ったことはありませんが。
スパイス&ハーブ!
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