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春に浮かれて

ご覧いただきありがとうございます、息切れカメレオン主宰の田塊トシタカです。自由に文章書いていいらしいので、自由に書いてやる!やー!

とりあえずまずは宣伝です。面白い舞台になっています。約70分の上演予定なので、気軽に観に来てくださいね🐣

息切れカメレオン旗揚げ公演
『えも言われぬ苦みよ』4月1日  (土)13:00〜・18:00〜/2日(日)12:00〜・17:00〜
@明治大学猿楽町校舎第2校舎1階アートスタジオ

□公演詳細ページ□
https://stage.corich.jp/stage/234858
□ご予約はこちらから□
https://ticket.corich.jp/apply/234858/001/

はい!宣伝終わりです。劇場で待ってます🐒

春ですね、桜満開、らしいです。満開なの?季節に置いてかれてます。桜が咲いてるなってのは気づいてますけど。実感があまり。やだなーと思います。季節に置いていかれるって、不安です。僕は、人生はある程度大きなものに従って生きたい派で、特に四季に流されていたい人です。お花見したかったなぁ。本番終わっても少し残ってたらいいなぁ。お花見っていいですよね。そういえば、昨年の春にお花見をしていたら、近くの木の大きな枝が折れて、木登りをしていた男の子が落ちてきました。助けました。あと、今僕ピンク色のTシャツ着てますよ。春を演出しています。ピンク色の服結構好きです。

僕は特別な人になりたいんです。突然でごめんなさいね。春になると思うんですよ。区切りじゃないですか、春って。桜が咲いてびっくりして、桜が散ってびっくりして。昔はクラス替えもあったな〜。桜が散ると、僕も新しくなった気分になります。他人と違ったセンスを持った人、言葉が美しい人、羨ましい。そして、羨ましいと声に出せる人も羨ましい。

あ、じゃあ、個人的な好みの話をします。だからなんだって話です。せっかく桜が咲いたことですし、春に免じて。特別な人の真似事です。笑ってください。

川が好きなんですよ、悩みがあると川沿いを歩きます。電車に乗っている時も、川を渡る時は必ず川を見ます。綺麗とか、川の生き物が好きとかじゃなく、川って流れているじゃないですか。当たり前のことを言いましたね。でも、それが好きなんです。変わらず川は流れてくれるんですよ。大きな川は悠々と、小ちゃな川も自分なりに。止まることなく、ずーっと、ザワザワと、流れています。僕は川に流されたくて、身投げするなら川と思っていて、僕はカッコつけの木偶の坊だから、ずーっと流れてみたいんです。地面に埋まった足が重くて、その足を上げるのが辛くて、後ろにバシャーンと倒れて、あわよくばそのまま海まで流されたい。汽水域で涙も汗も補充できるかなと思います。でも、そんなことは出来ないから、僕が立っているのは川じゃなく砂漠だから、倒れたらそのまま干からびて死んでしまうのだなと思います。干からびて、そこでもまた水を求めて、川に投げてほしいなぁと思うんだろうな。

ここで自分で合点がいきました。なんで川を見ているのか。窓の外見てる猫と一緒なんですね。いや、僕は猫だにゃーんって話じゃなくて、なんか、自分で言っちゃいますけど、可哀想な奴ですね。野良猫からしたらクソダサ野郎。家猫としても可愛がられるのは他の猫。自分を可哀想に思う奴が1番ダサいと思っています。嫌いな人って自分の鏡ですよね。

本当は、本当の本当は、窓の外を見ている自分を可哀想に思って、隣にそっと来てくれる人が欲しいけれど、たくさんはいらない。やかましい。弱音を堂々と吐くやつはダサいです。僕のことです。僕の在り方って非常にダサいです。自分でわかってますけど、僕は実は天邪鬼と友達で、めっちゃ仲良くて、そいつのために、直さないでおきます。僕は直したいんですけど、本当にうまくいかない。げんなり。天邪鬼め。

あ、でも、天邪鬼って実は良いやつで、世間の声をぜーんぶ突っぱねて、僕と2人ぼっちになってくれるんです。誰にも会いたくない時ほど天邪鬼と一緒にいたいんです。天邪鬼と一緒にいる時は、素直に泣いてしまうし、バカ笑いもします。

でもね、最近あまりあいつと遊ばなくなったんですよ。喧嘩したとかじゃなくて、僕がアイツのとこに行く頻度が減ったんです。寂しいなぁと思いますが、そんなの僕が言うことじゃないですよね、アイツが言うことです。4月の本番が終わったら、少し時間ができるから、またアイツに会いに行こうと思います。そうだ、春だし。桜咲いたし。あー、散らなきゃいいなぁ。散ったら散ったで、勝手にピクニックでもしようかな。楽しみだなぁ。僕は安易な人間で、すぐ人の真似事をするから、アイツは僕をバカにするでしょう。バカにしてほしい。僕は僕が嫌いだから、アイツに笑い飛ばしてほしい。世間に向かって、ばーか!って言いながら、イタズラばっかしてやりたい。僕は弱くてバカでズルい奴だから、もっとイカれた天邪鬼といたい。僕が大人ぶってやりたい。あれ、もしかして、アイツ、わかってて弟分の立ち回りしてんのかな、それに気づくと冷めるな。まあいいか、桜が散る前に天邪鬼のとこに行きます。2人で荒川行きます。いつか大人になったら、天邪鬼に、嫌味を言われつつ褒めてほしいな。明日からも、ちょっとだけ、頑張ろ。

あ、終わりです。読んでくれてありがとうございました。公演、ぜひ来てください。

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