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エムケイシステム[3910] レビュー

http://www.mks.jp/company/

【事業概要】

 社会保険・労働保険・雇用保険における申請手続き業務支援システムのクラウドサービスを提供。 
顧客は社労士と大手企業の2つの市場がある。
自社保有のデータセンターで社労士の持つDBを管理して手続きシステムを提供(ネットde社労夢11)。
大企業向けには、企業内の人事管理システム・給与システムからデータを抜き出し発生手続きを自動で生成し、手続きを簡素化(社労夢CompanyEdition)。

「強み」
〜クラウド〜
・月額課金制により安定した収益を確保できること。
・クラウドサービスに経営資源を集中しているため経営効率がいい。
・ビジネスモデル確立に多額の投資が必要となり、新規参入しづらい。
〜社会保険・労働保険システムに特化〜
・多数の社労士ユーザーや行政機関から、直近の法改正等の情報を入手でき、他社に先駆けた製品開発やリリースができる。
・ネットde社労夢によるe-Gov一括申請を使った電子申請の実績率が高い。
・高い市場シェアにより、当該システムにて価格を決定している。

「業績」2014年→2015年→2016年 (百万円)
売上高 674→754→988
営業利益 181→214→319
営業利益率 26%→28%→32%

「今後」
・社労士市場をもっと掘り下げる
・大企業向けには新規開拓を拡大していく

【5段階評価】 

成長性:4 売り上げが順調に伸びている。今期は10億円の大台予想。第一四半期の進捗もまあまあ。

収益性:5 営業利益率高い。売り上げが伸びるほど利益率も高くなる。クラウドサービスならでは。

財務健全性:5 自己資本比率79%、有利子負債比率6%。キャッシュフローもしっかりある。健全。

市場における優位性:5 いろんな強みを列挙しているが、個人的には情報の入手が早いことではないだろうかと思う。これにより、製品開発スピードが上がりリリースも早くなるため先手を打つことができ、結果として市場シェアを高めることができる。

割安感:3 PER16倍 PBR4倍。普通。

事業リスク:(IRより)・法律改正、規制緩和など大きな変更があった時に社労士の環境・労働保険事務組合の環境が変わる可能性がある。・あとは、クラウドサービスならではのIT関連リスク。

総合評価:4 株価は上がっていくと思います。でもそんなに興味ない分野なので僕はパスです。だから5でなく4評価。


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