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白ワインの三大品種を飲み比べ(ソーヴィニヨン・ブラン、シャルドネ、リースリング)

こんにちは、スタッフの松本です。

先日、店長とサービススタッフでワインの勉強会を行いました。
以前の勉強会は、「IKEYAで取り扱っているワインの味を知り、自分の言葉でお客様におすすめできるように」というのが目的でした。今回は、「ワインの赤と白の主要な品種を飲み比べて、品種ごとに味の特徴を捉える」ということが目的です。

順番が逆のような気もしますが、ワイン初心者の私のために一から勉強しようということになったのです。

今回は、品種そのものの個性が知りたいため、単一ワインを選んでいます。

まずは白の主要品種から!

1.ソーヴィニヨン・ブラン

コノ・マールボロ・ソーヴィニョン・ブラン 2021

生産地:ニュージーランド、マールボロ地方

シトラスやライムなどの柑橘類とすっきりとしたハーブのような香り。非常にアロマティックでさわやかな香りが強いので驚きました。これから紹介する他の品種との違いは歴然で、ワイン勉強中の私でも香りだけでソーヴィニヨン・ブランと判断できました。余韻は短く、非常にすっきりとしているので、どんなお料理に合わせても邪魔にならない品種です。

2.シャルドネ

シャブリ 2019

生産地:フランス、ブルゴーニュ、シャブリ地区

こちらは、IKEYAでもグラス、ボトルで提供しているおなじみのシャブリです。青リンゴのような酸味とフレッシュさ。さらに、シャブリの特徴であるミネラルを感じました。すっきりとしていて清涼感あふれるワインです。シャルドネは、作り手や土壌によって味わいの変化が出やすい品種ということも覚えておきたいです。

3.リースリング

フェルナン エンジェル 2018

生産地:フランス、アルザス地方

IKEYAではリースリングを扱っていなかったので、リースリングを初めて飲みました。グレープフルーツやレモンなどのさわやかな果実味とミネラル感。豊かでシャープな酸味。そして、リースリングの特徴であるフルーティーさがやや控えめであったことからシャルドネとの違いがあまり感じられませんでした。全体的にすっきりとした印象です。

おまけ リースリング やや甘口

ドクターツェンツェン 2019

生産地:ドイツ、モーゼル地方

リースリングは、スパークリング、辛口から甘口、貴腐ワインまでさまざまなワインが作り出せます。ということで、やや甘口ワインも飲んでみました。しかし、辛口のリースリングとあまり変わらない…。3番のリースリングと飲み比べてみるとたしかに甘いことが分かるのですが、こちらのワイン単体で飲むと甘口の中でもかなりドライな仕上がりだと感じました。

まとめ

白ワインの主要品種を飲み比べてみたのですが、自信を持って違いが分かるようになったのはソーヴィニヨン・ブランだけでした。よくよく味わってみると、シャルドネとリースリングの違いも分かるといった具合です。
アメリカ、チリ、日本など、ワイン生産の歴史が浅い国を新世界(ニューワールド)と言いますが、そういった新世界のワインは、品種の特徴がよく表れたものが多いです。新世界に対して、フランス、スペイン、イタリアなどの古くからワインを生産している国を旧世界(オールドワールド)といいますが、旧世界のワインは複雑味を持ったワインが多いです。
いまの私には複雑味を持ったワインよりもシンプルなワインの方が分かりやすくて合っているのかもしれません。

次回は赤ワインの飲み比べです!


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