『庄野 白雨』安藤広重
東海道五十三次「庄野 白雨」
※(二言メモ)
「驟雨」という日本語は美しく、時候の挨拶にもなっていますが、なかでも辺りが白く見えるまでに激しく降るにわか雨を、「白雨」と呼ぶそうです。
本来なら苦労を強いられる嫌なものであるにわか雨、夕立をも、ひとつの風情として楽しんでしまう。
こうした万物自然と溶け合いながら暮らす日本や東洋の心の智慧は、禅の教えの中にも深く浸透しているように思えます。
便利さをひたすら追求する現代社会にあって、なおさら大切にしたいものです。
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