挨拶

日本人以外の人たちと働いていると、所謂国民性の違いだったり文化の違いに日々直面する。
現場を指揮するSupervisorはマレーシア人でそれを管理するのはシンガポール人、Workerはマーシャル人、プラス我々日本人の多国籍チームだがみんな違った考え方、メンタリティーを持っていて面白い。

マレーシア人はとにかく食事にうるさい。地元で取れる魚がお気に入りの様で、いつもあれがうまいだのこれはマレーシアでは高いなどそんな話ばかりしている。僕はあまり食に拘りがないので適当に聞き流しているのだが、娯楽のないこの島では食事が唯一の楽しみであることは否定できないので、楽しんでいるのであれば良いかと思っている。
これは国民性というか個人的なのだと思うが、ここには挨拶が出来ないマレーシア人が何人かいる。ブスッとした顔でofficeに入ってきてこちらが挨拶しても無視。5-60年生きてきてこれだからきっと彼らにとっては普通なのだと思って一方的に挨拶しているが、気持ちの良いものではない。

シンガポール人は一緒に食事をしていても行儀が良い。食べ方も綺麗だし中国人の様に食い散らかすなんてことはない。もちろん挨拶もできる。

マーシャル人は基本的にのんびり屋さんが多い。時間にもルーズな人が多く、遅刻してきても全く悪気がない。お金にもなかなかルーズで給料日の二日後には給料を前借りしにくる。こちらでルールを決めないと給料全額前借りしそうな勢いなので、一週間で前借りできる金額を設定して守らせている。
挨拶に関してはみんなしっかりできる。町を歩いていても目が合えば会釈したり、うちの現場にいるマーシャル人もみんなちゃんと挨拶ができる。

挨拶だけで人を判断できないが、挨拶できない人はどこの国籍であろうとそれだけで信用度が下がる。
そういう意味で残念な人と仕事をしているが、彼らの性格や習慣は変えられないので我慢して仕事をしているが、挨拶一つで人の印象が変わるということを学ぶ機会をくれたということで彼らにも感謝しておこう。

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