プラトー

息子の剣道仲間が、なかなか試合に勝てなくてモチベーションが下がっているとその子のママから相談があったと妻からLINEが入った。
スポーツをやっていたら誰もが通る道だ。

スポーツだけではない様だが成長過程での停滞時期のことはプラトーと呼ばれ、僕自身、何度もぶち当たった。筋トレなんかは結構顕著に出るので、分かる人も多いだろう。例えばベンチプレスで言うと、あるところまではどんどんMaxもあがるが、長くやっていると必ず停滞する時期が来る。これがプラトー。ここでモチベーションが下がって止めてしまったりすると、それまでの積み上げがパーになってしまうが、我慢して続けていると必ずまた向上していく。

プラトーを抜けるには色々方法があるだろうが、僕は基本に戻ると言うことが大切なんじゃないかと思っている。パフォーマンスが停滞する時は、動作のちょっとしたズレだったり、タイミングが合わない、下半身と上半身の連動が悪いなど色々原因があると思うが、そう言う時こそ、基本の動作に戻り反復してみる。そのうちに不調の原因が自分で分かったり、気づかない内に調子が良くなったりする。全然違う運動をしてみるなんてのもいい。気分転換にもなるし、急に何か閃いたりする。僕は結構トレランで気持ちをリセットするなんてことをしていた。

テイケイに同じ時期に入ったヤクチャンは元々アドベンチャーレーサーだったのが、みなかみで合宿しているときに練習後、トレランに誘ってくれて二人で走りに行った。練習で身体は疲れていたが走り終えると不思議と身体が軽くなった。森の中を走って、何だか森のエネルギーをもらった様な感じだった。この時から、ちょっと気分を変えたい時は、湘南平に走りに行ったりする様になった。そこまで行かなくても近くの総合公園で木の間をわざと走ってエネルギーをもらっていた。

少し話が脱線したが、プラトーの時大事なことはこれは自然なことなんだと思うこと。どんなにすごい選手だって必ずこう言う時期があり、それを乗り越えたからこそ素晴らしいパフォーマンスをすることができる。諦めないで続けることこそ、成長のために一番大切な要素だと思っている。

ちなみに僕は学生時代からの親友に スッポン または 池田タフ と命名してもらった。
諦めない心は誰にも負けない。

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