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【書評】シリコンバレー流の世界最先端の働き方の感想

書籍名:シリコンバレー流の世界最先端の働き方
作者:伊佐山元

オフィスの本棚から適当にとって読んだら非常に面白かった!
自分はシリコンバレーに行きたい訳ではないが、シリコンバレーの働き方や考え方に興味を持ち始めており、ちょうどタイミング良い時期に読めたのでよかった。

この本の概要

筆者が日本からシリコンバレーに移り、DMCというベンチャーへの投資会社で10年働き、感じたことや発見したが主な内容。
日本のITはどうすれば活性化するのか?
世界最先端のIT業界では何が起きて、どういう流れになり、その考えに至ったか?
シリコンバレーをお手本に、日本が成長するためこれからどういう生き方、考え方をしてほしいのか?
が強烈なメッセージで記されている。

特に自分が面白いなと感じた箇所をあげていく。

自分の直感を信じてまず行動し、考える

入念な計画など有効ではない、まず行動してから考える。
シリコンバレーでは、そんな時間を費やしてるうちに他社が先に進んでしまう、という厳しい現実とプレッシャーがあるため。
動きながら考えて、後で向かう場所や方向を見つける。
それによる失敗もあるが、偶然見つけるチャンスもある。
優れた方法が何かはやってみないと分からない。
リスクをとって、行動し、正解にたどり着く。

これは自社内のオフィスハックで感じた事でもある。
最初はGoogleHomeをテーマにして3つくらいの機能を作っていたが、最終的には全く違う方向にゴールし、現在も会社の総務受付で役に立っている。
まず挑戦しなければこの結果は無かっただろうし、VUIの知識も得ることができた。

自分が「やりたい」という直感に従って動くことで、予想以上の収穫を得る事を体感できた。

場外ホームランを狙う

バンドやヒットではない、場外ホームランを狙う。
つまりこれは「目標を高く設定してたくさんの失敗を経験しろ」ということ。
失敗を多く経験してるから、成功する確率も上がる。失敗なくしては成功はない。
全力でバットを降ることを恐れずに、大きな成果を狙いに行く精神を持つべき!

失敗やミスに鈍感であること

多くの失敗を自分のせいにしない。
変化も早くスピードが求められ、完璧な正解など存在しない世界にいる場合、いい意味の鈍感力を持つべき。
大きな賭け、大きなチャレンジをするとき、失敗はつきもの。
その失敗を正面から受け止めていたら体がいくつあっても足りない。
「たまたまツイてなかった、タイミング良ければ成功した」と前向きに受け流す事が大事。
つまり超ポジティブになれ!

最後に

他にも面白い箇所はたくさんあるが、続きはぜひ自分で読んでほしい。
この本からシリコンバレーの厳しい現実を知り、日本がいかに恵まれているかを知った。
日本はもっともっとアントレプレナリアルになるべきだ!

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