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【書評】嫌われる勇気

この本から学びたいこと

まず読む前に本の表紙 / 目次を読んでこの本から知りたい事を3つ決める。
今回のテーマはこれ!

・アドラー心理学とは?
・勇気が必要なのはなぜか?
・嫌われてもいい理由はなにか?

アドラーという名前は知ってるが、それ以上は全く知らなかったので、
「ついにアドラーを知るときがきた!」と少しワクワクした。

アドラー心理学とは?

アルフレッドアドラーが20世紀初頭に創設した心理学。
ギリシャ哲学と同一線上にある思想であり、哲学である。

アドラー心理学は勇気の心理学である。
この勇気という言葉がとても重要で、本の中で何度も出てくる。
なんの勇気か?というのを次の項目から説明していきたい。


勇気が必要なのはなぜか?

まず勇気を持つ目的は「自分が幸せになるために前に進むため」である。
幸せとは、より良い方向へ前に進むこと。

人は常に「変わらない」決心をして「不幸」になっている。

〜のような人になって幸せになりたい
しかし自分は〜だからできない

これは、自分で「変わらない」という結論を下し、「不幸になること」を選んでいる!

具体的な例
・「わたしは学歴が低いから成功できない」と考えている人がいるとする
・それは成功できないのではなく、成功したくない、を自分で選んでいる
・一歩前に踏み出すことが怖い、現実的な努力をしたくない、時間を犠牲にしてまで変わりたくない。
・つまりライフスタイルを変える「勇気」を持ち合わせていない
・不満や不自由のある今のままが楽、という事を自分自身が選んでいる

前に進むために過去の出来事はすべて捨て去る!
・人は過去の出来事を中心にモノを考えがち
・しかし、アドラー曰く「これまでの人生になにがあったとしても、今後の人生をどう生きるかについてなんの影響もない」

大切なのは、過去の経験から決定するのではなく、いまあるものを使って自分がどう生きるか決めること。

つまり、過去に支配されない生き方、自分に定着したライフスタイル(性格や気質)を捨て、新しいライフスタイル(性格や気質)を選択する勇気があるか?


嫌われてもいい理由はなにか?

アドラーは「人間の悩みは、すべて対人関係の悩みである」と断定している。

また、アドラー心理学では、他者からの承認を求めることを否定している。むしろ承認をもとめてはいけない。
(承認をもとめる、とは「期待を満たす」という意味)

他者の期待を満たそうとすると、他者に合わせた生き方になってしまう。
他者からの承認を求め、他者からの評価ばかりを気にしていると、最終的には他者の人生をいきることになる。
(他者が抱いた「こんな人であってほしい」という期待をなぞって生きていくことになり、本当の自分を捨ててしまう)

どうすればいいか?
・自分の信じる最善の道を選ぶこと
・その選択について他者がどのような評価を下すのか、それは相手の課題であって、自分には関係ない。(これを課題の分離という)

それによって誰かに嫌われたとしても、それは自分が自由を行使し、自由に生きている証であり、自らの方針に従って生きているしるし、なのである。

すなわち、「自由とは他者から嫌われることである

他者の評価を気にかけず、他者から嫌われることを恐れず、自由にいきること。
この生き方を選択する勇気を持っているか?

つまり「自分らしく振る舞い、他人の目を気にせず、嫌わてもいい勇気」をもっているか?


最後に

実はこの本、会社のActive Book Dialogue会で取り扱った本でもある。
自分はそこでこの本の存在を知り、興味を持ったので読み通すことにした。

主催者のActive Book Dialogue会の記事は以下

そのActive Book Dialogue会の写真が残っていた。

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当日は自分の担当した範囲しか読まなかったが、収穫はかなり多かった。
また、他の範囲を読んだ人の話もかなりインパクトがあり、
これは「神本では!?」と即購入した。

しかし、生まれて初めて哲学(心理学?)という分野に触れ、通常とは違う視点で語られる点に全くついていけなかった。

この記事で感想文としてアウトプットはしたが、自分として1割しか理解できていない。
それだけアドラー心理学は奥が深く、自分の知識が足りないんだと思う。

今回はこの「嫌われる勇気」に完敗したが、いつか理解できるようになるまで何度も読み直したい。

また、違う本からアドラー心理学に触れることも挑戦してみたい。
(違う指定から解説されている、という事を期待して)

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