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【イタリア】9月からの新学期はマスクと遠隔授業終了へ!

イタリアの教育省は8月28日、新学期を前に新たな方針を発表しました。
昨年と比べて、主な違いは2点。
「マスク着用義務」と「遠隔学習」の終了です。


新学期への準備



イタリアでは、9月から新学期が始まります。

ですので、8月のスーパーや日用品点では、学校で必要な文房具や

リュックサックなど、大々的に売り場を設けています。

Risparmio casa の広告より

ランドセルはなく、リュックで登校。右側はキャリータイプ。
筆箱は結構大きく分厚いものを使います。
左側のノートカバーは、強化によって色分け



新たな規制内容


新型コロナウイルスが蔓延して3度目の新学期。

再開する前に、政府は新たな方針を決めました。

コロナ以前の状態に戻りつつあります。

どのように変化したのか紹介しましょう。

登校できない状況

 ・コロナの症状が出ている場合
   急性の高級機症状、嘔吐、下痢、味覚・嗅覚障害
 ・37.5度以上の熱
 ・検査で陽性となった場合


登校可能になるには

・陽性後の隔離期間を経て、陰性であることが証明されたら。
・風邪の症状であっても、熱がなければ可能
 ただし、マスク着用。
 教員や職員は、感染すると重症するリスクがある人は、
 意思に基づいてFFP2マスクと目の保護器具を使用。


大きな変更点

・入口での検温は終了
・生徒と教員などのマスク着用義務は終了
 (重症リスクがある人を除いて)
・陽性者に対する、デジタルツールを使って行う遠隔授業の特別法は終了


ということで、風邪の症状があっても、熱がなく陰性ならば登校可能となります。

健康な状態であれば、マスクの着用がなくなることから、

やっとみんなの表情や顔をしっかり認識できるようになります。

3年目にしてやっとです。

長かったでしょうね。

これは、夏の段階なのでまだどうなるか分かりません。


現在のワクチン接種と感染状況


4回目の接種は、60歳以上の高齢者と医療従事者や重症化リスクがある人です。

それ以外に接種を呼びかけていません。

ワクチン接種義務は、6月に終了したので、2回で終わっている人もいるし、

全く受けずに、検査をして通してきた人もいます。

私は義務終了前に有効期限が切れたので接種。

また、日本帰国を考慮し、3回目を受けるべきだと考えていました。

実際9月7日から、日本入国に際し3回接種者には、陰性証明不要となり

私の行動は間違っていなかった!と内心喜んでいます。

(できるなら受けずに済みたかったけれど、罰金の対象になる上、

重症するかもしれないと考えると接種するのが妥当と考えしました。)


イタリアの現在におけるワクチン接種率



必要回数受けた人は、80%。

1回でも受けた人が85%ですから、高い方だと感じます。

新型コロナウイルスの感染状況 8/28発表

1週間の新規感染者の平均は約22,292人

先週まで下がってきていましたが、今は横ばいです。

入院患者数は、6288人。

ICU患者数は、236人。

一週間の死亡者数の平均は約89人と少しずつ減ってきています。



冬をどう乗り越えるのか

新たな方針は、夏に決められたものです。

これから冬へ向けて、感染者の増加は考えられるし、

ワクチンの有効もどのくらい持続するか誰も知りません。

風邪っぽいということで、簡易のキットで確認していますが、

どこまで信用できるものかもよく分かりません。

しかし、しないよりマシ。

また値段も医者にやってもらうより、

3分の1である約500円で済む上に、

予約せずに買えばできるので早い。

ヨーロッパ内なら陰性証明なくても旅行できるので、

これから検査する機会が少なくなってくると考えられます。

職場では、人に移さないために検査しますが、

もし、症状がなければ何もしない。

考えすぎると思考が停止し答えが出ませんが、

今できることをやるしかないですね。

とにかく、健康でありこれまで通り衛生面に気をつけます。


余談。

猫シッター3日目。
なかなか食事を食べてくれません。
外を見て、ご主人の帰りを待っています。
背中が愛おしいです。

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